“泥仕合”で広がる“HYBE&ミン・ヒジンの葛藤”、いらだつARMYも参戦…3つの気になるポイント



〇 “専属契約解約権”をめぐり再び攻防戦

両者間の株主総会の争点がおさまる前に専属契約解約権をめぐり、再び攻防戦が繰り広げられた。HYBEは“経営権簒奪試行”と同じ線上でミン代表がこのような要求をしたと見ているが、ADOR側は全面的に否認した。

ADORなどによると、ミン代表は1月にパク・ジウォンHYBECEOと会った席で、専属契約を含んだ重要契約締結に関する事項を代表理事権限とすることを要求した。HYBEはこのような要求が無理であるとみて拒否した。

芸能事務所で通常、専属契約は理事会の同意を経る。現在、ADORの理事会では、ミン代表と側近であるシン副代表、キム理事など3人が議決権を持っている。しかし、HYBEがADORの持分80%を持っておる現在の構造では、HYBEが臨時株主総会を招集し、ADORの理事陣を交替し、意思決定にブレーキをかけることができる。

もし、HYBEがミン代表の要求を受け入れたなら、「NewJeans」はADORの理事会やHYBEの意思とは関係なく、ミン代表の決定で専属契約を終えることができるようになる。HYBEとしては、「NewJeans」の離脱を食い止められない状況に「ノー」だ。

ADORの所属歌手は「NewJeans」が唯一なため、「NewJeans」が契約を解除すれば、会社にはスタッフだけが残る格好になる。HYBEはミン代表側の専属契約解約権の要求が先月25日に監査中間結果で公開された「ADORを空の殻にして連れていく」という内容の対話録と脈を共にすると判断する。業界では代表取締役の解任が有力だという仮定の下、「NewJeans」はミン代表が差し出せる唯一の“カード”だとみている。

ミン代表側は同日、立場文を出し、「専属契約の解約権要求は『NewJeans』のデビュー過程で出た不合理な干渉を解決し、独立的なレーベル運営のための要請事項だった」としながら、経営権簒奪疑惑との関連性に距離を置いた。

これに対してパク・ジウォンCEOは、同日開かれた第一四半期経営実績企業カンファレンスで、ミン代表との葛藤と関連して、「HYBEはマルチレーベルを開拓し、大小の難関に数えきれないほど直面した。この過程でご心配をおかけして申し訳ない」とし、「監査過程を通じて、経営権簒奪試行疑惑を具体的に確認し、必要な措置を講じている」と明らかにした。


〇 泥沼の中に腹を立てた“ARMY”まで参戦

3日午前、ソウル・ヨンサン(龍山)区のHYBE社屋前に、「BTS(防弾少年団)」の支持者たちの集まりが送った謹弔花輪がたてられている。彼らはHYBEに所属アーティスト「BTS」の名誉毀損(きそん)による法的手続きを進めることを追求した。

「BTS」のファンクラブ“ARMY”が新聞広告を通じて3日、立場を明らかにした。ARMYは同日、「『BTS』のファンARMY」名義の紙面広告を通じて、「われわれはHYBEではなく『BTS』を支持する」と明らかにした。

彼らは「現自体と関係のない『BTS』が偽りのニュースやデマで多大な被害を被っているが、所属事務所として傍観するHYBEを糾弾する」とし、「HYBEのパン・シヒョク議長とパク・ジウォン代表は、所属事務所の対内外の否定的な争点に『BTS』を盾にかかげる言論プレーを中止せよ」と述べた。それと共に「所属アーティストを保護しない所属事務所は存在の理由がない。所属事務所の義務を履行しないのは契約解除の要因になりかねない」と述べた。

ARMYはまた同日、ソウル・ヨンサン区のHYBE社屋前に数十個の謹弔花輪とデモトラックを送り、HYBE所属アーティストの「BTS」の名誉毀損に法的手続きを進めることを追求した。ARMYは現事態と無関係な「BTS」が偽りのニュースやデマで多大な被害を被っている状況であるにもかかわらず、HYBEのBIGHIT MUSICが所属事務所として傍観しているとし、責任ある姿勢で収拾し、法的措置を取ることを強く要求した。

 

WOW!Korea提供

2024.05.04