HYBE(議長:パン・シヒョク)と傘下レーベルADORの間の葛藤が本格化している。葛藤の理由はミン代表が経営権を奪取しようとしたかどうかだ。ミン代表は先月25日に記者会見を開き、無念さを訴え、HYBEは同日、ミン代表たちを業務上背任の容疑で警察に告白した。
〇 “臨時株主総会招集許可審問”、30分で終了
HYBEは先月22日、経営権奪取を試みたことなどを挙げ、ADORの監査を通じて経営陣を交替する目的で30日に理事会を開いてほしいと要請したが、ミン代表側はADOR代表と社内理事陣の交替に対するHYBEの要求自体が違法だとして応じなかった。
HYBEは臨時株主総会のカードを取り出した。ミン代表の拒否で理事会招集が失敗に終わった状態で、株主総会を通じて解任案を通過させようとしたものとみられる。HYBEは先月25日、裁判所に株主総会の招集許可を申請した。
ソウル西部地裁は先月30日午後、ADORの臨時株主総集許可と関連した審問を進行した。裁判所が審問期日を指定すれば、通常3週間後に許可されるかどうかが決定される。特別な問題がなければ、裁判所は株主の要請を受け入れ、株主総会を許可する。裁判所が許可してただちに臨時株主総会招集が通知され、2週間から3週間内に開かれるのが普通。株主総会が開かれれば持分80%を持ったHYBEの意思により、ミン代表などADORの経営陣が交替される可能性が高い。
同日両者は「裁判所の判断に任せる」と言葉を慎んだ。ADOR側の法律代理を務める法務法人セジョン(世宗)の弁護士は「(『NewJeans』の)カムバック日時とミュージックビデオの公開日程などが決まって準備する渦中に、臨時株主総会の招集許可申請が入ってきた」とし、「HYBEがマスコミにぶつけた内容に対応して告発もしたが、その渦中にこのような手続きはどのようにまた行うのか」と述べた。続けて「5月10日まで理事会が開かれ、5月末まで株主総会が開かれるだろう」とし、「このような内容を含め5月13日まで追加で裁判部にお話する」と説明した。
これに対してチョン・ジンスHYBE副社長は「(ADOR側が)そうするかは見守らなければならない」とし、「法廷で話したのでウソではないと考える。裁判所が判断なさることを期待している」と明らかにした。
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