エモーショナルなバンドの生演奏が始まり、ステージ中央にバックライトに照らされたチ・チャンウクの姿が見えると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。「こんにちは、お久しぶりです」と日本語であいさつすると、ドラマ「ファーストキスだけ7回目」OSTの「Kissing You」を１曲目に披露し、春の明るい雰囲気にぴったりの爽やかな楽曲で会場に集まった5000人のファンを魅了した。
この日は、チ・チャンウク出演ドラマ「アンナラスマナラ-魔法の旋律」、「ヒーラー〜最高の恋人〜」などのOSTはもちろん、日本でリリースした「僕がいたこと」、「The Wind Of Spring」などのオリジナル曲、そして「Lemon」（米津玄師）、「レイニーブルー」（徳永英明）などの日本語のカバー曲など、幅広い楽曲で構成。ファンから募集した春にまつわる話を聞き、お願い事を叶えたり、悩みを解決したりと、ファンとおしゃべりをするような時間も設けられた。ファンとのコミュニケーションを大切にする彼は、ききるだけ多くのファンに近くで会いたいという思いから、客席にまで降りることもあり、2階から1階までを隅々まで周りファンを大興奮させていた。
約2時間に及ぶコンサートはあっという間に時間が過ぎ、最後にチ・チャンウクは「初めての僕のコンサートツアーで最後の東京公演まで走ってきました。コンサートツアーをしながら、たくさんのファンの皆さんに会いました。コミュニケーションを取って歌を聞いていただいて、僕にとってはとても大切な思い出になりましたし、本当にあたたかい春になりました。ツアーを準備しながら、とても心配していました。うまくできるだろうか、ファンの皆さんに満足していただけるのだろうかと心配しながら準備したのですが、多くのみなさんのおかげで、とても大切な幸せな公演になりました」とコンサートを振り返り、「この公演がみなさんにとっていい思い出になってくれたら嬉しいです。これからも一生懸命頑張って活動していい姿を皆さんにお見せしたいと思いますので、僕のそんな姿がみなさんにとって少しでも人生の癒しになったり、楽しみになってくれたりしたら嬉しいです」と伝えた。
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