「取材レポ」LAY日本初単独ファンミーティングにファン大熱狂! 「アルバムが出たらまた日本に戻ってきます!」

2012年にEXOとして韓国と中国で同時デビューし、パワフルなダンスパフォーマンスで愛され続けるLAY ZHANG。そんな彼が2024年2月25日、東京国際フォーラム HALL Aにて日本単独ファンミーティング「2024 LAY ZHANG JAPAN FIRST FANMEETING[BURNING HEART] 」を開催し、ファンとの特別な時間を過ごした。

イベント当日はあいにくの雨で気温も低く寒い一日。しかし、会場は開演を待ちわびるファンの期待と熱気で充満していた。
開演時間になると場内が暗転し、客席から大きな歓声が沸き上がる。オープニング映像に、ファンミーティングのタイトル「BURNING HEART」の文字が便せんに書かれ、やがてその文字が燃え上がると、「みなさん、会いたかったです!」と日本語で叫ぶ声が聞こえ、大歓声のなかLAYがステージに登場! 会場にカリンバの幻想的なサウンドが広がると、1曲目に「Honey」を披露。「♪Honey Honey 僕のハニーになってくれる?」と、甘くささやくようなフロウに会場は一気に酔いしれる。会場に重く歪むビートと中国の伝統的な弦楽器である二胡のサウンドが響くと、2曲目の「Veil」では、スピーディーで軽やかなステップを踏みエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げ、ファンの掛け声にも力が入る。


「みなさん! 会いに来ました!」と日本語であいさつすると、会場から大きな歓声と拍手が上がる。ファンの歓声を浴びながら、LAYは「こんにちは、みなさんお元気ですか? こうして会うことができてときめいています。みなさん、僕に会いたかったですよね? 僕も会いたかったです」と、日本語、韓国語、中国語を交ぜながら話し、ファンとの再会に喜びを噛みしめていた。
ステージを端から端まで歩きながらファンに笑顔で手を振ると、「ここにピアノがありますね」と言ってキーボードの前に座るLAY。そして、エモーショナルに奏でるピアノに乗せて、「BOOM」を時に優しく時に熱っぽく歌う。歌い終えると、「次の歌は皆さんに贈りたいと思います」と伝え、ベースになるビートを作るためにパッドを叩き始める。そして、ピアノや葫藘絲(フルス:ひょうたん笛)でメロディを重ねていき、即席で「Call My Name」をライブならではのアレンジで完成させ、「愛する人にすべてを捧げる」という愛の誓いを込めて披露した。

クールかつパワフルなンスで会場を圧倒するLAYだが、リズミカルで爽やかなメロディが流れると雰囲気が一変。ピカチュウやコダックの着ぐるみが登場すると、「Pokémon Party」を披露。曲の途中でLAYが客席に降りてモンスターボールをファンにプレゼントする一幕もあり、会場にファンの笑顔が咲き乱れた。

キュートなステージで会場を熱くしてからは、中国伝統音楽に西洋スタイルを加えた“M-POP(Mix-Mandarin-Pop)”ジャンルの「LIT」を披露。ビジョンに黄金の龍が舞うなか、LAYはマイクを投げ捨ててダンサーたちと共にエネルギーほとばしるパフォーマンスで会場を盛り上げた。
LAYは「京劇は僕たちの素晴らしい伝統文化の一つです。伝統文化とポップカルチャーの融合を試みています。これを“M-POP”と名付けました。もっと多くの若者たちが音楽の参加してほしいと思っています。先祖たちが残したものをみなさんと共有したいと思います」と強い意志を語った。

イベントの2部に入る前には、彼がEXOメンバーになるまでの過程や日本に長い間来ることができなかったことへの残念な思い、ファンへの感謝の気持ちを語る映像が流れた。そして映像の最後に「皆さんに会いに行きます」という文字が映し出されると、客席が明るくなると同時にファンの悲鳴のような歓声が会場に響いた。なんと、LAYが2階の客席から登場! 通路をゆっくりと歩きながらファンとハイタッチをして通ると、続いて1階席にも現れ、客席の通路という通路をまわり、ファンを大興奮させた。
ステージに戻ってきたLAYは、「皆さん、お疲れ様でした」と日本語で伝えてにっこり。2部は司会者を迎えてのトークやゲームコーナーの時間となった。
ファンと至近距離で会った感想を聞かれたLAYは「恥ずかしくなってきました」とはにかみ、その表情にファンから「かわいい!」という声が飛び交う。すると彼は、「みなさん、本当に可愛いです!」とファンにもお返し。「30代を過ぎたから前ほどはかわいくなくなってしまいました」と控え目なコメントをしながらも「みなさんと一緒に過ごすとリラックスできるので、みなさんと楽しめるこの時間を楽しみにしていました」と優しい笑顔を見せ、ファンをとろけさせた。

(2ページに続く)

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2024.02.29