第27回釜山国際映画祭3冠!『ビニールハウス』イ・ソルヒ監督来日&トークイベント登壇決定! 動画メッセージ到着&小島秀夫、石井裕也、中野有紗、SYOより 絶賛コメント到着!

韓国を震撼させたサスペンスがいよいよ3月公開!

本作は『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』『Mine』の名優キム・ソヒョンを主演に迎え、ビニールハウスに暮らし訪問介護士として働く女性の想像を絶する運命をスリリングに描出した、濃密なサスペンス。

この度、本作の日本劇場公開を記念し、監督・脚本・編集を手掛けたイ・ソルヒ監督の来日が緊急決定し、2月29日(木)シネマート新宿で開催の日本最速上映会後のトークイベントへの登壇が決定した。

若干29歳のイ・ソルヒ監督は、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督らを輩出した名門映画学校、韓国映画アカデミーで学び、本作が長編デビュー作となる。

貧困や孤独、高齢者をめぐる介護や認知症といった社会問題に鋭く切り込んだ本作で、新人監督としては異例の第27回釜山国際映画祭で3冠を獲得。さらに第59回大鐘賞映画祭・第44回青龍映画賞の新人監督賞にノミネートされるなど、今後の活躍が最も期待される韓国の監督のひとりとなっている。

 

さらに、来日するイ・ソルヒ監督から動画メッセージが到着。

「2月29日のジャパン・プレミア上映の舞台挨拶に登壇します。観客の皆さんに映画をお見せできることをとても嬉しく、わくわくした気持ちで待っています。またお会いしましょう。」と日本の観客にメッセージを送った。

そして本作をいち早く鑑賞した小島秀夫さん(ゲームクリエイター)、石井裕也さん(映画監督)、中野有紗さん(モデル、俳優)、さらにトークイベントにMCとして登壇予定のSYOさん(物書き)から絶賛コメントが到着

濃密なサスペンスをみなぎらせた本作に期待が高まる。

コメント全文 ※順不同・敬称略

貧困、孤独、痴呆、介護、虐待、自殺念慮。子供、女性、老人、弱者の誰をも守れない黒の“ビニールハウス”化してしまった現代社会。その脆弱な基盤の上に積み上げられた現代の秘匿を、ヒッチコックやパトリシア・ハイスミスばりのサスペンスが可視化する。すべての連鎖が負に向かうラストは、我々が築きあげて来た“繋がり”の土台を見事に破壊する。

小島秀夫(ゲームクリエイター)

納得できない現実を無理に笑って飲み込み続けている人に観てほしい。この映画の主人公は、まさにそういう人だ。というか、そうじゃない人は少ないと思う。観ていて本当に苦しくなる。
石井裕也(映画監督)

サスペンスというジャンルに収まりきれない様々な社会問題を含む作品。
その時々の選択が人生を大きく動かしてしまう。
果たして何が正解だったのか…
絶望の連鎖に、見終わった後もなお心がヒリつく。
中野有紗(モデル、俳優)

創作以上に狂気的ないま。題材に喰われてしまう映画は多い。
しかし本作は、深刻な社会問題に作劇の胆力が匹敵している。
無情が日常。時代の真実を捉えた、次世代の貧困サスペンス。
SYO(物書き)

 

映画『ビニールハウス』公開記念:トークイベント付き日本最速上映会

イ・ソルヒ監督登壇

●日時:2024年2月29日(木) 18:25の回上映後 トークイベント 20:15~21:00(45分)
●会場: シネマート新宿(〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目13-3 新宿文化ビル6F)
●ゲスト:イ・ソルヒ(監督・脚本・編集)、MC:SYO(物書き)  ※敬称略
※登壇者は都合により、予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※映画上映後に、トークイベントを実施致します。

●チケット情報:
【チケット価格】2,000円均一(ムビチケ使用不可)
2月22日(木)21:30よりオンライン予約でチケット発売開始、2月23日(金)9:15よりシネマート新宿劇場窓口にて発売
※オンラインチケット予約にて完売の場合には、劇場窓口での発売はございませんので、予めご了承ください。

シネマート新宿オンラインチケット予約ページ
https://www.cinemart-ticket.jp/shinjuku/schedule/index.php

●登壇ゲストプロフィール
イ・ソルヒ(Lee Sol-hui)
1994年生まれ。成均館大学校で視覚芸術を学んだ後、『パラサイト 半地下の家族』(19)のポン・ジュノ監督や『スキャンダル』(03)のイ・ジェヨン監督らを輩出した名門映画学校、韓国映画アカデミー(KAFA)で映画監督コースを専攻。初の短編映画『The End of That Summer』(17)は第18回大韓民国青少年映画祭、第14回堤川国際音楽映画祭にて上映された。2021年には『Look-alike』(20)が第22回大邱インディペンデント短編映画祭のコンペティション部門に、『Anthill』(20)が第26回釜山国際映画祭のWide Angle部門にノミネートされ注目される。初の長編映画『ビニールハウス』(22)は、第27回釜山国際映画祭でCGV賞、WATCHA賞、オーロラメディア賞を受賞し、新人監督としては異例の3冠を達成。さらに第44回青龍映画賞、第59回大鐘賞映画祭で新人監督賞にノミネートされた。

【STORY】
ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった――。

『ビニールハウス』
監督・脚本・編集:イ・ソルヒ
出演:キム・ソヒョン、ヤン・ジェソン、シン・ヨンスク、ウォン・ミウォン、アン・ソヨ
2022年/韓国/韓国語/100 分/カラー/2.39:1/5.1ch 原題:비닐하우스 字幕:大塚毅彦 配給:ミモザフィルムズ
© 2022 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED
【公式サイト】https://mimosafilms.com/vinylhouse/

2024.02.21