「インタビュー」仏教賛歌からトロットまで歌いこなす歌手クォン・ミヒ、日本進出への抱負など語る


韓国の伝統音楽(民謡)をもとに仏教讃歌の分野で独特な存在で、俳句に類似した形態の韓国伝統詩調を現代的に解釈して歌う歌手クォン・ミヒにBBS放送「見えるラジオ」の放送が終わった後に会ってインタビューをした。

Q.簡単な自己紹介をお願いします。

こんにちは。韓国の伝統音楽歌手であり、そして今はトロットアルバムを発売し、トロット歌手としても活動しているクォン・ミヒです。また、YouTubeで「八方ミヒ」チャンネルも運営しています。

Q.BBS放送「見えるラジオ」の「キム・ソユの百八歌謡」にいつから出演されていますか?生放送なのに負担はありませんか?

2021年4月から始めました。4年間毎週火曜日に歌を選曲して歌っているんですが、 最初は新しい歌を準備しないとならないのがとても負担になってたくさん悩みました。ところが放送作家さんが「気楽に来て 遊んで行くと思って」と言ってくれたので、本当に全て気楽にやってみたら4年経っていて、今はプレッシャーというより、歌えてありがたいと思っています。
また私がこんなに長くできることになるとは思いませんでした。4年間毎週火曜日に何か約束をしたかのように、きちんとやり遂げた自分自身にも感心しています。


Q.毎週の放送のテーマはどうやって決めますか?

私が決めています。最初はとにかく「来て歌うこと」だったので、選曲するのが一番難しいんですが、自分なりの基準が必要だと思いました。それで天気によって、あるいは季節によって、または仏教ごとにイシューがあるじゃないですか。
最近は「音楽クイズで共通した歌詞探し」をというアイデアを出すなど準備をしてやっています。午後2時から4時までで、リスナーが年配の方なのでその時間にはラジオを聴きながら動かなければならないのに、重くなってはいけないじゃないですか。

Q.放送の度にファンからのコメント応援が多いです。平均訪問者数はどのくらいになりますか?

普通は300人くらいで昔からのファンもいるんですが、ほとんどは新しいファンがたくさんできました。特にトロットファンが多いですね。

Q.仏教賛歌の専門歌手として韓国で唯一だと思いますがご自身がプレッシャーを感じるようになったきっかけや、これからのこのジャンルの計画はありますか?

2014年に仏教賛歌のアルバムをリリースしましたが、もう10年になりましたね。
その前は伝統歌謡の歌い方で歌っていて仏教賛歌のアルバムのオファーをもらった時、本当に有名な歌手ではないにもかかわらずと悩みました。
私が行きたい道があったんですが、仏教賛歌を歌うとこれから私のジャンルがなくなるのではないか、そんなことを悩んでふと思ったのが、私が持っているこの声で歌えるということだけでも、自分が幸せで楽しい人生なのに、なぜこれを区別してこんなに悩むのかと最初に思い、次に仏教賛歌を発売した時 ファンの反応がとても心配になったんです。

私自身は整理できたんだけど、 ファンたちを説得させるためには私が持つ、この宗教対する気持ちを見せなければならないし、また私がこれで心構えがしっかりしならなければならないと思って始めました。その後からは重圧感ではなく、本当に私が好きで感謝の気持ちと祈りで今まで続けています。
私が声が出なくなる時までは、精神修養ができるこの歌で供養を続けるのが私の目標です。

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2024.02.20