「私が完璧な人間ではないが、少なくとも恥ずかしくない人生を生きたい。」
Netflixオリジナルシリーズ「京城クリーチャー」でヒロインを務めたハン・ソヒは父親のチュンウォン(チョ・ハンチョル)とともに、10年間行方不明になった母親を探すユン・チェオク役を演じた。
ハン・ソヒは今回の作品で笑うシーンがほとんどなかった。チェオクの人生が容易ではなかったという意味だ。 ハン・ソヒは「たまにチェオクではなくソヒが入ってきて大変だったこともあったが、最後までチェオクを逃さないように努めた」と話した。
ハン・ソヒが一番大変だった瞬間は、チェオクが10年間探し回っていた母親のセイシン(カン・マルグム)が生体実験によって変わった姿でぶつかる瞬間だろう。「監督に背景の話を聞いて感情線を把握した。自然に感情が爆発した。 台本には『本当にお母さんなの』とだけなっていたが、この台詞だけでは読めないとし、監督と相談して『お母さん、誰がいったいこのようにしたの』と台詞を変えた。 この場面を撮る時が一番大変だった」と振り返った。
チェオクの目標はただ一つ、母親を探すことだった。 怪生命体をチェオクの母親に設定したのは、作家が日本の植民地時代に日帝が母性愛に関する生体実験をしたという資料に接するようになってからだ。 このような話が日本で議論になると、ハン・ソヒに対する悪質な書き込みが相次いだ。
だが、ハン・ソヒは「悲しいが事実なのに」と対応した。 彼女は「そのような(悪質な書き込みの)意見が日本人全体の意見でもない。 人身攻撃もあるが、謝罪のメッセージも多く寄せられている」と伝えた。 このような率直な性格のためか、ハン・ソヒは10~20代の女性が好きな女優でもある。
ハン・ソヒは「私が罪を犯したのか。こういうのがタブーでもないのではないか」とし「私はノンフィクションとフィクションが混ざった台本の中でチェオクを演じた。 お互いに認めることは認めよう。 過去のことで戦っていることが理解されながらも、やめる時になったのではないか」とも話した。
「京城クリーチャー」は序盤に叙事の不足、ロマンス急展開などで評価が交錯した。 これに対してハン・ソヒは「私たちは撮影に真摯に臨んでも想像できなかったフィードバックが出てくる可能性がある。 そう考える方もいる。 それで独立軍を卑下する感じも出るだろうと思った」と話した。
続けて「ロマンスだけがあるのではなく、この時代を生きてきた多くの人々の話だ。 愛、友情、裏切り、和解もある。 テサンとチェオクは愛もあるが、戦友愛もある」と話した。 ここでチェオクは独立軍ではなく、失った母親を探して人生をあきらめる人物という点にポイントを合わせて準備したという。
ハン・ソヒは自身が一番演技がうまくいった場面としては「死ぬのはあまり悲しくないが、私が生きて行った跡さえ誰も覚えてくれないならば悲しいと思って」という台詞だという。 実際に「悲しかった」と語った。
また、最高の台詞としてはチャン・テサンの「この時代を体験しなかったら、このように生きることはなかっただろう」を挙げた。
一緒に演じたパク・ソジュンはハン・ソヒに対して「一生応援したい俳優」と言ったと伝えると、ハン・ソヒもパク・ソジュンに対して「私も一生ソジュンさんを応援する」と話した。
ハン・ソヒは作品選択の基準が何かという質問には「一人の独走ではなく、アンサンブルになることを重要視する。 誰か一人だけが輝く作品よりは一緒にして輝く作品がやりがいがある」と伝えた。
ハン・ソヒは「新人から早くトップに上がったのではないか」という質問に「私を商品として見る。 自分自身を客観化させて探求する。 なんでファンが喜んでくれるんだろうか。この質問をよくしてみる。 俳優の需要と供給を計算したりもする。 結論は率直な私の姿を気に入ってくれているようだ」と答えた。
ハン・ソヒは「私はただあのままで暮らしたい。 法の枠内で。 人に迷惑をかけないように。 どうせ人生は一度だから、あまり気にせず楽しく暮らしたい」などと話した。
WOW!Korea提供