映画のレット・バトラーはスカーレット・オハラの3人目の夫になるが、ふたりは結局破局を迎えるというのが作品の設定だ。この結末に従うとするなら、ユ・ギルチェとイ・ジャンヒョンの縁は最後まで続かない可能性がある。
劇中のセリフである「カプドリとカプスニの話」もサッドエンディングを暗示しているということができる。お互いを愛しているが、結局は隣の村の男と婚姻するようになったカプスニは息子4人と娘3人を産んで幸せに暮らすが、老いて死ぬときには夫の手を握ってカプドリの名前を呼ぶ。
反面、イ・チャンヒョンとユ・ギルチェが巡り巡って結局ハッピーエンドを迎えるという手がかりもないわけではない。1話に出てくるギルチェの夢がその伏線だ。夢の中のギルチェは、縫物をしていて地面に落ちた糸の束を追いかけてしきりに走るが、その糸の束が止まったところが「夢の中の夫」の足の横だった。険しく耐えがたくとも、結局ふたりの愛が成し遂げられるという予測だ。
ファン作家の前作「帝王の娘 スベクヒャン」、「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」などがすべてハッピーエンドだという点も力を加える。
パート2には青い覆面(イ・チョンア)を含め、チャンチョル(ムン・ソングン)、昭容趙氏(ソヨンチョシ:ソ・ユジン)ら新たな人物が大勢登場する。制作陣は「丙子の乱以降、清に連れ去られた彼らの話がチャンヒョンとギルチェの運命と結びついて展開される」と明らかにした。
「恋人」パート2は、13日午後9時50分に韓国のMBCで放送がスタートする。