Q.本作で多くの名シーンを誕生させて良い反応を得たが、自分が一番好きな場面や記憶に残る場面は?
いろいろあるのですが、まずは10話でタイの噴水のシーンです。絵や雰囲気が童話や映画のワンシーンのように本当にきれいに表現されていて、多くの方が喜んでくださいました。衣装まで相談して気を使ったシーンなので、うまくできたと満足しています。
そしておしゃべりで一番良かったのは、3話のカパ島で酒を飲むシーンです。序盤は会いさえすればいがみ合っていたウォン(「2PM」ジュノ)とサランが初めて少しでもお互いに関して話をするシーンで、ウォンが飾らずに本気で自分に接するサランの姿に心を開くシーンなので欠かすことができませんね。撮影の時は風が強くて大変なことが多かったのですが、だから余計に記憶に残っているのかもしれません。
また、感情的な部分では7話でヘリコプター記者会見の時に初めてウォンに自分の気持ちを告白する感じの感謝のあいさつを伝えるシーンと、9話で反対にウォンがサランに告白してくれるおばあさんの部屋でのシーン、16話でウォンがプロポーズしようとしてできず、サランの夢を応援してくれるシーン、おばあさんが夢を応援しながら通帳を出してくれるシーンもリハーサルの時から本当に泣きそうになったシーンなので記憶に残っています。
さらにプロ的な一面を見せてくれる1話で3か国語を使って紹介するシーンも序盤にサランがVVIPラウンジに上がることができる能力を見せていたシーンの一つで、好きです。また7話でウォンに仕事を教えるシーンも多くの方がときめいたと言ってくださっているし、ホテリエとしての気持ちがうまく伝えられたシーンだと思っています。まあウォンの成長や変化を導く恋の瞬間の一つでもあると思うので好きです。16話の中でいくつかを選ぼうと思ったのに、ずいぶん多くなってしまいましたね(笑)。
Q.ク・ウォン役のイ・ジュノとのケミストリーも話題になったが、実際にどうだったか?
ラブコメは2人のケミストリーが大事だと思っていましたが、ポイント的な部分で意見がぴったりだったし、たくさん助けてもらいました。だから撮影をしながらコミュニケーションや表現が楽になったと思います。現場でリハーサルをしながら状況や場所に合わせてアドリブを入れたり、撮影しながら瞬間的にアドリブをやり取りしたりしたこともありました。そういった部分もささやかに見る楽しみになったので、私自身も放送を見るのが楽しみになりました。
Q.「キング・ザ・ランド」は自分にとってどのような意味の作品で、視聴者にはどんなドラマとして残ってもらいたいか?
私にとって「キング・ザ・ランド」は現場で監督、俳優、スタッフとたくさん悩みを分かち合いながら“一緒に”作っていく喜びを知る経験ができ、自分をもう一段階成長させてくれた作品でした。視聴者の方にはときめきながらも愉快に笑うことができ、気楽に見ながら温かさを感じられるドラマとして記憶に残ってもらえたらうれしいです。
WOW!Korea提供