7月21日（金）から公開されている映画『ランサム』の公開記念舞台挨拶が、7月22日（土）池袋シネマ・ロサで行われ、室賀厚監督、主演のユン・ソンモ、吉田玲、小沢仁志、中村優一が登壇した。
映画『ランサム』は、『いつかギラギラする日』、『GONIN』シリーズなど日本映画史上に残る傑作アクション映画を数多く手がけてきた奥山和由プロデューサーが、『SCORE』の室賀厚監督と再びタッグを組み、超人気グループ超新星の出身で、韓国の映画やテレビで大活躍中のソンモことユン・ソンモを主演に迎えて放つ、パワフルでスリリングなバイオレンス・クライム・アクション映画。
ソンモにとって初めての日本映画主演作となる本作。出演することになったときの気持ちを聞かれると、ソンモは「最初は皆さんの邪魔になるんじゃないかと不安があったんですけど、ここにいらっしゃるみなさんを含めて、スタッフの皆さんや俳優の皆さんが僕にめちゃくちゃ親切にしてくれたので無事に終えることができたと思います。本当に早く仲良くなれたと思います」とコメント。
また、アクションシーンについて中村優一は「僕が殴られるシーンがあるのですが、見たことのない速さで（ソンモが殴りかかって）。お芝居なので実際は当てらずに殴られるお芝居をするんですけど、あまりにも速すぎるし、（フォームが）きれいだし、殴られるのをよけるのが難しかったです。あのスピードに合わせて首をよけなければならないので、自分でむち打ちになるんじゃないかって思うくらいでしたが、素晴らしいアクションでした。なので、本当はもっとガッツリアクションシーンをやりたかったです」と、ソンモとの共演の感想を明かした。
今回の映画では日本アクション映画界の雄、小沢仁志とソンモのアクションシーンはなかったが、次の機会でアクションシーンを撮れればと提案されると、ソンモは「小沢さんのインスタをフォローしていて、いつも“イイね”を押しています。最近公開された映画の予告編も見たんですけど、すごく体つきも良くて、一緒になんかできたらなと思っているので、（アクションシーンでの共演が決まれば）全力でやっていきたいと思います」と熱い思いを伝えると、客席からは大きな拍手が沸き起こった。
脚本を初めて読んだときの感想について、小沢は「監督の作品なら断る理由もないので、台本を見る前に、やるって言いました。こうやってまた同じ舞台に監督と一緒に立っているのが懐かしいなって思いました」と話しつつ、続けて「ただ、なんで俺は一発も銃を打てないの？ 急に出てきてぶっ放して消えるっていうのでも良かったのに（笑）。編集でカットしても良いから現場で打たしてくれ（笑）」と、会場を笑わせることも。
一方、中村は「映画の話をいただく前に、新宿に監督から呼び出されたんです。新宿の喫茶店で会わないかって言われて。その時はなんのことかわからなかったんですけど、新宿でお会いした時、『この脚本を読んでくれ』って渡されて、その喫茶店には10分か15分くらいしかいないですぐに出ました。監督から『これ以上話すことはない、この脚本を読んで面白かったら出るか、面白くないと思ったら出なくていい』って言われて、めちゃくちゃそれがすごくカッコよかったです。監督の男気を感じて、脚本を見てもそうだったので、その日に出演させてほしいと連絡しました」と振り返った。
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