イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨンの出会いで期待を集める映画「コンクリートユートピア」が、「新感染 ファイナル・エクスプレス」、「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」、「EXIT イグジット」に続いて既存の災害映画とは違った魅力で今夏映画ファンを魅了する予定だ。
「新感染 ファイナル・エクスプレス」は、前代未聞の災難が韓国を覆った中、釜山息の列車に乗った人々の生存をかけた死闘を描いた災難ブロックバスターだ。列車を背景に繰り広げられるゾンビとの死闘という破格の設定と迫力あるアクションで2016年夏に1157万人の観客を動員し、韓国災害映画の新たなジャンルを作った。続いて帰宅中に突然崩れたトンネルの中に孤立したひとりの男と、その救助をめぐって変化するトンネルの外の出来事を描いたリアル災害ドラマ「トンネル 闇に鎖(とざ)された男 」は、日常で遭遇した災難状況の中で生存のための死闘が誘発する共感とリアルな生活演技で、2016年夏に712万人を動員した。また、原因のわからない有毒ガスで覆われた都心を脱出しなければならないという緊急事態を描いた災難脱出アクション映画「EXIT」は、既存の災害映画と違った愉快な雰囲気と、小市民キャラクターたちが巻き起こす笑いと悲しみが共感を呼んで942万人を動員した。このように既存の枠を超えた新鮮な設定で観客を魅了した3作品に続き、「コンクリートユートピア」が2023年夏の映画界を掌握する予定だ。
「コンクリートユートピア」は大地震で廃墟になってしまったソウルで唯一残ったファングンマンションに生存者が集まって始まる物語を描いた災難ドラマだ。想像力を刺激する斬新なテーマと現実的な演出でひと味違った楽しみを予告した「コンクリートユートピア」は、入居者だけの安息処であるアパートが廃墟となった世の中の避難所になるという独創的な設定で、既存の災害映画とはまた違った展開を予告した。特に災害そのものではなく、災害後を生きていく人物たちの連帯と葛藤に焦点を合わせたという点で、極限の状況で表れる緊張感あふれる楽しさを期待させる。アパートを取り巻いて生き残るための死闘と冷酷な現実の前で異なる価値を追い求めるキャラクターたちは、多彩な人間群像を現実的に反映し、密度の高いドラマを提供するだろう。
(2ページに続く)