- ファン体験を拡大するHYBE IMとBIGHIT MUSICによる初コラボプロジェクト「Project L」、音楽と技術の融合を通じて想像力の限界を超える音楽とコンテンツの実現を追求
- 音源やMVに多言語補正・ボイスデザイン等の音声技術及び拡張現実システム等のビジュアル技術を適用
HYBEは、「Project L」として予告していたアーティストデビュープロジェクトの正体を明らかにしました。Project Lは、音楽と技術を融合したアーティスト「MIDNATT(読み:ミッドナット)」のデビュープロジェクトとしてHYBE議長のバン・シヒョクが予告していたもので、スウェーデン語で「午前0時」を意味するMIDNATTは、BIGHIT MUSICのアーティストでありグループ8eightとしての活動でも知られる歌手イ・ヒョンのもう一つの自我であることが明らかとなり、Project Lを通じて本格的な活動に乗り出していくことが発表されました。
HYBEは5月15日午前0時に、MIDNATTの初のデジタルシングル「Masquerade(マスカレード)」の音源とMVを公開し、同日午後1時にはProject Lを共同で推進してきたBIGHIT MUSICおよびHYBE IMの両社代表とMIDNATTが参加する中で、プロジェクト紹介のための記者懇談会が開催されました。
Project Lは、HYBEレーベル傘下のBIGHIT MUSICとHYBEのソリューション事業組織であるHYBE IMによる初めてのコラボレーションプロジェクトです。HYBEはアーティストMIDNATTのデビュー成功のため、本プロジェクトの推進をサポートしており、本プロジェクトは、技術を活用しながらアーティストとクリエイターの想像力を音楽とコンテンツに投影することに焦点を当てています。
■音源や多彩な音楽体験を提供し、K-POPのグローバルアクセシビリティを高める音声技術力を活用
MIDNATTの「Masquerade」はアーティストとして新しい姿を見せたい野望と恐怖が共存する感情を込めた曲です。男女のラブストーリーとして表現することで共感しやすいものとしながら、その中に盛り込まれている音楽は多彩でトレンディなものとなっています。華やかな過去を切迫に懐かしみながらも、未来のために変わりたいという切実な気持ちが自我を真剣に描き出す作品となっています。
HYBE IMは人工知能(AI)音声企業であるSupertoneの多言語発音補正技術を活用し、「Masquerade」の音源を世界で初めて韓国語、英語、スペイン語、日本語、中国語、ベトナム語の6つの言語で同時リリースすることを実現しました。アーティストが外国語で歌唱した発音を補正し、自然な発音で伝えられるようにすることで、より多様な言語圏で没入感のある音楽を提供できるようになっています。
また、ボイスデザイン技術を通じて音源の中に挿入された女性の音声も制作。 アーティストのオリジナルボイスに基づいて、プロジェクトのサウンドやビジュアルに最適化された女性ボイスをデザインしています。アーティストは技術を補助的な手段として活用し、音楽的な表現を様々なカテゴリーに拡張して、ファンに提供したい体験を一層高度化できるようになりました。
■MV、音楽に対する無限の想像力を視覚化・空間化したビジュアル技術力を適用
「Masquerade」MVには、MIDNATTに内在する様々な自我の表象が3つの人格として登場し、ストーリーを叙事的に構成しています。過去の自分を抱きながら、新しい自分を完成させるMIDNATTのストーリーを3つの人格に分けて表現し、完結性のあるストーリーテリングと独創的なビジュアルを提示しています。
HYBE IMはリアルタイムコンテンツソリューション企業であるGiant Stepとの協業で、拡張現実(eXtended Reality、XR)システムを活用しMVを制作しました。VRとARを全て網羅する拡張現実システムは、空間、時間、季節、天気などの環境に関わらず、音楽のストーリーに必要な最適化された仮想空間を作ることが可能です。実際にMVに登場する森のロケーションを除いた映像が拡張現実システムに基づいて制作されており、音楽が持つストーリーの無限な視覚的表現が可能となっています。また、MV制作過程で拡張現実システムが合成された仮想画面を制作現場でリアルタイムで確認できるフリービジュアル技術を導入し、コンテンツ制作における効率性を一層高めました。
懇談会に参加したMIDNATTは「長い間歌手として活動してきたが、音楽的に今までやったことのない、新しい音楽をやってみたい気持ちがあった。 MIDNATTには歌手イ・ヒョンとはまた別のアイデンティティを見せたいと思い、私の真正性を込めた」として「もう一度新しい挑戦ができるモメンタムができたことに感謝している」とデビューの感想を明らかにしました。
BIGHIT MUSIC代表のシン・ヨンジェは「今回のプロジェクトが音楽産業に新しい変化を呼び起こす契機になることを期待する。アーティストやクリエイターは、音楽やコンテンツに盛り込もうとしたメッセージを想像力の限界なく実現していくサポートを得ることができたと思う。これを通じてファンの方々がより一層没入感を持って音楽とコンテンツを楽しめることを願う」とし、「このような好循環は究極的に音楽とコンテンツのより良い発展を導き、K-POP産業の影響力拡大と共に音楽産業の進化につながるものと期待している」と話しました。
HYBE IMのチョン・ウヨン代表は「音楽と技術との出会いは音楽産業の境界を拡張し、また産業の土壌を豊かにする新しい試みだと思う。エンターテインメントライフスタイルプラットフォーム企業としてHYBEが技術との融合を中長期戦略として強調している理由でもある」とし、「Project Lは音楽と技術が共に進んでいくことができる数多くの道の一つに踏み出してみたもので、HYBE IMは音楽と技術の融合を通じて音楽とコンテンツをより一層多彩に体験できる新しい方法を探し続ける予定」であることを明らかにしました。