韓国のグループ「今月の少女(LOONA)」出身のChuu(チュウ)と所属事務所のBlockBerryCreativeの調停合意が白紙になった。
27日、法曹界によると、ソウル北部地方裁判所第12民事部は、ChuuがBlockBerryCreativeを相手に提起した専属契約効力不存在確認の民事訴訟弁論期日を控え、調停回付決定を下した後、同日調停期日を開いたが、最終調整不成立という結論を下した。調停回付とは当事者間の相互了解を通じて訴訟を解決する手続きで、調停期日を通じて双方の合意を導き出す過程を経る。調整が不成立したことにより、ChuuとBlockBerryCreative間の専属契約を取り巻く訴訟戦が長期化するものとみられる。
これに先立ち、BlockBerryCreativeは昨年11月、Chuuがスタッフに暴言やパワハラをした事実を確認したという立場を明らかにした。それとともにChuuを「今月の少女」から除名し、所属事務所から退出したと公表した。
BlockBerryCreativeはその年の12月、韓国芸能マネジメント協会と韓国芸能製作者協会にChuuの芸能活動禁止という内容が盛り込まれた陳情書をそろって提出した。BlockBerryCreativeは韓国芸能マネジメント協会の賞罰委員会を通じた陳情書提出を通じ、Chuuが新しい事務所に選んだと知られたBY4Mと事前接触(タンパリング)問題を公式的に提起したことが分かった。
Chuuは「今月の少女」のメンバーの中で専属契約効力停止仮処分申請と、専属契約効力不存在確認訴訟をいずれも提起した唯一のメンバー。専属契約効力停止仮処分訴訟では、一部勝訴判決を受けた。Chuuは2月にSNSを通じて「BY4Mという会社はよく知りもしなかった」とし、「私はもちろん、メンバーたちまでウソで縛り付けるのが耐えがたい」という立場を明かしたことがある。
WOW!Korea提供