「By your side ソンピョン」と刻まれたオリジナルのブレスレット作りの映像を経て、ステージに準備されたピアノのもとにソン・ガンがゆっくりと入場。大きな拍手が送られる中、ジョージの「好きだよ..」をピアノ弾き語りで披露した。安定した繊細なピアノの伴奏にのせて、「ただ笑ってくれる君を見つめれば何の理由もなく幸せになる 好きだよと言って家に帰る途中、君の顔がしきりに浮かぶ」と優しい声で歌い、ファンの心をあたたかく包み込んだ。歌い終えたソン・ガンは、胸に手を当ててほっとした様子。彼は「僕の手、見えますか? 震えています。注目されすぎると辛いんです。服を着替えてこのステージに立つまでにどれほどマインドコントロールをしたことか・・・。できる、できるって」と伝えると、会場からは温かく大きな拍手が送られた。この曲について、彼は「どんな曲をお聴かせしようか悩んだのですが、ソンピョンと出会う場はときめくような場ですよね。なので、ときめくような曲を選びました」と選曲理由を伝えた。
イベントの後半は、「Moment of mission」というコーナーが始まり、ソン・ガンの体力が試されるミッションが用意されていた。まずは握力テスト。ソン・ガンがミッションをするために腕まくりをすると、前腕筋をアピール! そのたくましい腕に、またもや黄色い歓声が止まらない。そして、ミッションはリンゴを素手で割るという難易度の高いもの。ソン・ガンは「自信あります!」と言って筋肉を見せると、「レディーゴー!」の合図でスタート。リンゴを割ろうと力を入れるがそう簡単にはいかず、ファンの「ファイティン」の声が大きくなると、そのエールを力にして最後はしゃがみこんでパカっと真っ二つに! 見事ミッションを成功させた。大きな拍手に包まれながら、なぜかもう一つリンゴを持つと、「やりましょうか?」と言ってもう一つリンゴを割ることに。「レディーゴー」の合図でリンゴ割りに挑戦すると、1回目よりも早く割ることができ、腕力を猛アピールした。
2つ目のミッションはダーツ。ドラマ「わかっていても」のヒロインと出会うシーンにも出てくるため、ドラマファンの心をくすぐる演出に会場から大きな拍手が沸き起こる。ここでは5回投げて合計で80点を超えればミッション成功というもの。ダーツを構える姿に、ファンのため息が漏れ聞こえる会場。会場中の視線がソン・ガンの前腕筋に集まると、彼は慣れた手つきで投げていく。そしてなぜか「WIN」という表示が出て、対戦モードに勝利してしまう。ダーツの設定が対戦モードになっていたため、もう一度挑戦することになったが、5回投げても80点を越えられずにミッションをクリアできず・・・。会場から残念がる声が上がったため、あと1回だけ投げても良いことになり、最後の一投に。しかし、また「WIN」という表示が出て、点数はまったく関係無しでミッションクリアということとなった。
しかし、2つ目のミッション成功に少し納得のいかない古家は、「罰ゲームも見たくないですか?」とファンに投げかけると、ファンも「見たい!」と大歓声。この反応にソン・ガンは、「わかりました」と言って罰ゲームを披露してくれることになった。
そして罰ゲームとして準備してくれたのは可愛いダンス。長い手足をふわふわとしなやかに動かし、会場を大いに盛り上げた。大きな拍手に包まれると、彼は「僕はダンスを3回習ったのですが、ダンスの先生は君がやりたいように踊りなさいとおっしゃいました(笑)」と、ダンスが苦手なことを告白し、ファンを笑わせた。続いて古家が「こちらの踊りに関してはダーツの罰ゲームとしてですが、先ほどリンゴが無事に割れましたよね。おめでとうございます。喜びのダンスを見せていただきたいと思います!」と、さらにダンスを要求。ファンも「ダンスをもっと見たい」と大きな拍手と歓声を送ると、ソン・ガンは「わかりました」と言って、またもやダンスを披露し、ファンのボルテージを高め、会場に熱い歓声が響き渡った。
2つのミッションを成功させたことで、ソンピョンには抽選でプレゼントがもらえる権利が与えられ、ソン・ガンのサイン入りグッズやサイン入りポラロイドなど、プレゼントが大放出され、ファンを喜ばせた。
プレゼントコーナーを終えると、最後の曲としてチョ・ジョンソクの「Aloha」を披露。「君は僕のすべて 僕のすべてを失うとしても後悔しない ただ君のために変わらぬ愛で 僕が望むのは君の愛だけ」と、甘い歌声とソン・ガンの愛でファンの心を満たした。
幸せなひとときはあっという間に過ぎ、最後のあいさつへ。彼は「みなさん、今日の僕はどうでしたか? どうすればより良い姿を見せられるか、本当にたくさん悩んでたくさん考えました。何かをお見せするに先立って、これが果たして本当にファンの皆さんが喜んで下さるのかといつも悩んでいるように思います。それくらいプレッシャーも感じていますが、こうしてみなさんにお会いすると、苦心の甲斐があったなと思います。とても素敵な思い出を持って帰りたいと思います。ソンピョンのみなさんにとって素敵で、健康で幸せな思い出の詰った一日になればと思います。これでみなさんとはお別れしなければなりませんが、今日は来てくれてありがとうございます。そして言いたいことがあります。ソンピョンの皆さん、愛しています。アイシテル」と伝えると、「アンニョン(バイバイ)」と手を振りながら、別れを名残惜しみつつステージを去ったソン・ガン。
するとビジョンには、日本のソンピョンへの感謝の気持ちが綴られた手紙が映し出され、日本語で「みなさん、愛しています」という直筆の文字を最後に、ソン・ガンの初来日ファンミーティングは大盛況のうちに幕を閉じた。
取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)
写真:日本公演混合
ソン・ガン HPhttps://song-kang.jp/