K-POP第4世代の清純派ガールズグループ2組を特集!
2020年以降、第4世代のガールズグループはいわゆる「ガールクラッシュ」や「ハイティーン」コンセプトが主流となり、第2世代・第3世代でよく見られていた「清純派」とよばれるコンセプトはあまり見られずにいた。
そんななか、近年では久しぶりに清純派コンセプトのガールズグループがデビューし、同じ第4世代のガールズグループとは一線を画して活動を行っている。
第2、3世代の清純派ガールズグループが恋しいリスナーのあなたに、今日は2組のガールズグループをご紹介!
「CSR」
2022年7月に1stミニアルバム『Sequence : 7272』でデビューした、7人組ガールズグループ。「CSR」とは「初恋」を意味する韓国語「チョッサラン」の頭文字をとったもの。韓国語のグループ名はそのまま「初恋」となっている。メンバーは韓国人6人、日本人1人で構成されており、全員が2005年生まれの同い年という珍しいグループでもある。
韓国音楽番組「ミュージックバンク」では新人グループながら2週連続4位を記録し、11月に発売した1stシングルアルバム『Sequence : 17&』のタイトル曲「♡TiCON」ではデビュー以来初の1位を獲得している、今大注目のガールズグループ。
デビュー曲「Pop? Pop!」は、ウワサで聞いていた「初恋」が自分にやってきたときの純粋なトキメキを表現した曲。聴いていただければ分かるだろうが、「久しぶりにやってきたど真ん中の超純粋系のザ・アイドル」という感じが前面に感じられる曲だ。
個人的には「ヨチン」こと、韓国ガールズグループ「GFRIEND」の初期の曲の感性と少し似ている感じがした。
「♡TiCON」は、エレクトリックではあるが曲の感性は前曲に引き続き「初恋」がテーマ。初恋に気づいた少女たちが、「♡TiCON」ではその恋愛感情を正直に表現している。
「♡TiCON」でデビュー4か月にして良い成績を残した「CSR」。次回の曲も気になるところだ。
「ILY:1」
2022年4月にアルバム『Love In Bloom』でデビューした、6人組のガールズグループ。韓国人2人、日本人2人、中国人2人が在籍している国際色豊かなグループでもある。
デビュー曲「Love In Bloom」では心の奥に大切にしまっていた恋を「恋よ咲け」と表現し、2作目の「Que sera sera」では願っていた恋が愛の呪文で溶けてしまっていく様子を表した。どちらもシンセサイザーが強めながらもポップに仕上がっていて、「GFRIEND」の清純さに近年ダンス曲で人気の韓国ガールズグループ「OH MY GIRL」のポップさを一滴足したようなグループといえるだろうか。
個人的に好きなのは、今月発売した1stアルバム『A Dream of ILY:1』のタイトル曲「Twinkle Twinkle」だ。こちらは「Love In Bloom」「Que sera sera」とは異なり、メロディアスにキラキラとした恋心を素直に表現している。印象的なオーケストラのサウンドは、恋心をそっと自分の世界に集めていくような様子が浮かぶ。「フェアリー」という言葉がとてもしっくりくる曲だといえるだろう。
Youtube動画:【OFFICIAL MV】CSR「Pop? Pop!」
WOW!Korea提供