「個別インタビュー」ノ・ミヌ 、ミュージカル挑戦やドラマ出演、さらに親友のあの人の話しから将来のビジョンまでたっぷり語る

-- 楽しみにしています。ジェジュンさんとのお話しも伺いたいのですが、ジェジュンさんとは仕事の話しもよくされるのでしょうか?
ノ・ミヌ:ジェジュン兄さんには・・・「ごめんなさい」なことが結構あって・・・(笑)。僕はカカオとかLINEとか返事が遅い人間なんです。だから、あまり見ることもしてないですし、毎日250件以上のメッセージが届いていて・・・。それって朝から見たくないんですよ(笑)。宿題みたいな気持ちになっちゃって・・・。だからそのアプリに入る前にインスタに入って、起きた写真を載せたりするんです。そうすると、この行動を理解してくれる人と理解してくれない2つのパターンに分れるんですけど・・・、基本はできないとは思うんですけど・・・、ジェジュン兄さんはできない方で(笑)。「なんでお前は俺のメッセージを無視して、インスタのストーリーを載せてるんだ」って連絡がくるんですよ。拗ねるんです(笑)。ジェジュン兄さんはいつメッセージしても返事が早いんです。だから「ミヌは昔からいつも俺のメッセージを無視するんですよ」って周りに言って僕のことを紹介したりするんですけど(笑)。だから「ごめんね」って言うんですけど・・・。最近はインスタする前にジェジュン兄さんのカカオを確認している、そんな自分を発見しています(笑)。実は今回、日本に来たときもジェジュン兄さんに言えなかったんです。ジェジュン兄さんが日本にいるというのもそこまで考える余裕がなくて・・・。ファンの皆さんが心配するくらいドラマやミュージカルをやって、今回のこのライブの準備もして、毎日仕事をしているんです。だから来るときも長く眠れる時間もなくて、日本に来てから「体大丈夫?風邪引かないようにね」ってファンから心配されました。日本に来る飛行機の中でもぼーっとしていて、「JAPAN」って見えて、「日本に来たか」って思うくらいで・・・。それで、日本に着いて夜にリハーサルが終わったくらいにスマホを見たらジェジュン兄さんからのメッセージで「・・・」ってあって・・・。「日本に来たのになんでメッセージしないの?」ってあって・・・。でもそれにすぐに返事することができなくて、次の日の朝起きてからその状況を説明したんです。「ごめんなさい、すごく忙しくて日本に来たって言えなかったんです」って伝えたら「がんばって」って言われました(笑)。

-- では話せる時間もあまりないですね。
ノ・ミヌ:ジェジュン兄さんからは「前から一緒になにかやろう」とは言われています。一緒にいるときは、まだ発売していないMidnight Romanceの曲を聴かせたりすると、「これは俺にくれ」って言われます(笑)。何年前からそういう話しはしてくれているので嬉しいです。僕たちが以前話していたように「中島美嘉さんとかHydeさんとかと一緒に仕事が出来たら良いね」という夢を日本で叶えている姿を見てすごく嬉しいし、かっこいいお兄さんだなと思っています。あと、昔の話なんですけど、デビュー前から友達だったのは、ジェジュン兄さんは東方神起としてデビューするのではなく、TRAXのボーカルになる可能性が高かったんです。あの時僕は曲作り、メロディーメーカーの担当だったし、ジェジュン兄さんの美声が好きだったので、ジェジュン兄さんにこういう曲が似合うなって知っていて、「こんな曲を歌ってよ」って一緒に飲みながらいろんな曲を聴かせたりしてはいます。いつか僕がジェジュン兄さんのメッセージの返事が早くできるようになる日がくれば、できるんじゃないかな(笑)。まずは韓国に帰る前に空港からメッセージをします(笑)。

-- 本当に仲良しなので一緒に旅に出るのも良いかもしれませんね。
ノ・ミヌ:以前、ジェジュン兄さんのドキュメンタリー番組があって、あれも2年前くらいに「ベストフレンドと一緒に旅行したいってことはミヌだね」って言われて、「一緒に撮ろう」と言われてたんですけど、あの時僕はスケートボードにハマっていて、顔に怪我ができていたんです。そのせいで「今は(出演)できない」って言ったら「なんでだよ」ってなったんですけど(笑)、怪我の写真を見せて・・・。あのときは残念でしたが・・・。いつも僕を(気にかけてくれて)ノックノックしてくれる人物ですね。

-- いつか旅番組に一緒に出られると良いですね。
ノ・ミヌ:はい、やりたいです。

-- コロナも収束すればもっと活発に動けると思いますが、収束してからやってみたいことと言えば?
やっぱりライブですね。たくさんやりたいですし、いろんな場所に行きたいです。あとは個人的なことですが、まず早くディズニーランドに行きたいです(笑)。今回は東京まで来たのにミュージカルがまだあるので、すぐに帰らなければならなくて行けなくて・・・。クリスマスも年末も、1月1日まであるんですけど、来年はクリスマスをファンの皆さんと一緒に過ごせたら良いなと思います。ファンの皆さんとの思い出をこれからまた作り始めていければなと思います。

-- コロナ禍で、コロナ前のように日本にたくさん来ることができませんでしたがその間はどんな気持ちでしたか?
ノ・ミヌ:ファンの皆さんや友達に会えないこととか、よく行っていた場所に行けないことって、もう一回兵役に行っている気持ちでした(笑)。会いたい人たちたくさんいるのに、会えないことってこんなに悲しいんだって苦しかったです。

-- 今年はミュージカルという挑戦がありましたが、今後やってみたいことは?
ノ・ミヌ:最近思っていることは・・・水泳をしようかなと思っています。ミュージカルをやりながら、呼吸とかを意識していて、水泳をやってみようかなって思っています。走るのはあまり好きじゃなくて、遊びみたいな感じでやる運動が良いので・・・。それかテニスか悩んでいます。

-- 誰かから水泳が良いよってアドバイスされたんですか?
ノ・ミヌ:そうですね。「エリザベート」のオク・ジュヒョンさんは僕の先輩でもあり、ヴォーカルの先生でもあり、人生の先輩で、本当にディテールな部分まで教えてくれます。ミュージカルが始まる前に2か月くらい練習があったんですけど、あの時も個人トレーニング・・・ハードなトレーニングがありました。そのトレーニングで1か月くらいで辞める方もいるみたいなんです。ハード過ぎて・・・。でも僕は、周りの人から「ミヌは強いね」って言われました。僕は倦怠感があったから、逆にそれが嬉しくて幸せな時間でしたけど、周りのほとんどの人が辛いと思っていたみたいです。僕は幸せでした。「エリザベート」が終わるのも悲しいです。ミュージカルをやりながら、こういった空気、ドキドキする緊張感も味わえて、オク・ジュヒョンさんとこれからも一緒に作品をやってみたいなと思います。

-- もう2022年が終わりますが、今年を振り返るとどんな年だったと思いますか?
ノ・ミヌ:勉強の時間でした。いろんなものを吸収する・・・。新しい挑戦もしたし、一人暮らしも初めたし・・・。遅いですよね(笑)。寂しがり屋だとは思っていなかったんですけど、家に帰った瞬間、ワンちゃん3匹と家族がいる、その香りが好きなんです。ちょっとうるさくて、それが好きだから、ずっと一緒にいたんですけど、家族みんなに「一人暮らししてみた方が良い」って言われて(笑)。未来の良いパパになる勉強の時間が必要だからって、今からやってみた方が良いと言われてトレーニング中です(笑)。

-- 実際に一人暮らしをしていかがですか?
ノ・ミヌ:寂しくて・・・植物をめっちゃ集めました(笑)。生きてるものだから・・・。3年前くらいから植物は育てているんですけど、植物を育てるのも良いかもって思うようになって、今は10個以上あります。(将来は)水をあげるときは「愛してるよ」って言いながらあげるおじいちゃんになってるかも(笑)。植物に「元気くん」とか名前も付いています。「どうしたの?」って話しかけている自分もいます(笑)。

-- ファンも心配するくらい仕事をされているミヌさんですが、自分にプレゼントするとしたら?
ノ・ミヌ:旅行ですかね。ミュージカルが終わったら充電の時間も必要ですし。日本も来たいし、イギリスも行きたいです。昔から夢に思っていることがあって、12月31日ってフランスとかアメリカとかの映画を観るとロマンチックに過ごしているじゃないですか。いつかあれをやってみたいなって思っていたんですけど、いつも何かがあって行けなかったんです。今年も行けないから来年は行けたらなと思います。実はコロナの前にイギリスに行ったことはあったんですよ。数か月間いたので、12月までこのままいようって思っていたら、それはドラマの撮影後に行ったのですが、事務所から「賞をもらうかもしれないから韓国に戻って来て欲しい」って言われて戻りました。そのとき賞をもらえて嬉しかったんですけど、賞をもらってそのまま家に帰るのも寂しいなって思って、終わった時は夜中の2時だったので、一人でバーに行って、簡単にビールを飲もうと思って・・・。そしたらその授賞式を見ていたバーのお兄さんが刺身をデリバリーしてくれたんです(笑)。賞でもらったトロフィーをカウンターに置いて、刺身を一人で食べながらビールを飲んで帰りました(笑)。来年は行きたいですね。イギリスには留学中の弟もいるので、そこに行って、カウントダウンをしている姿を撮ってファンの皆さんに見せたいと思います。弟に「ご飯をおごるから撮って」って頼んで(笑)、YouTubeに載せたいですね。

-- 今後の活動予定を教えてください。
ノ・ミヌ:今はThe Midnight Romanceのアルバムの準備をしているのですが、ミュージカルが終わってからはその曲作りに気合いを入れたいと思います。ミュージカルをやりながら自分の音域も広がっているのでそれも嬉しいですし、いろいろ表現力も幅広くなっていて、良い作品を作れるんじゃないかなとメンバーたちも期待しながら作っています。あとは、ドラマとか違うミュージカルの作品とかいろいろ挑戦していくので、楽しみにしていてください。「エリザベート」をやりながらもミュージカルも何個かオファーが来ていて嬉しいなって思っています。日本のファンの皆さんも韓国で見たいと思っている方もいて、最近韓国に来られるようになっているけど、時間が合わせられなくて来られない方達もいっぱいいて「また違うミュージカルもやってほしいよ、ミヌ」って言う声もあって、「やるねー」って言ったからその約束は守りたいです。

-- それでは最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ノ・ミヌ:ずっと思っていたのが、東京で1部と2部とライブがありましたが、時間が過ぎるのが本当に早すぎて、「(あっという間に)終わっちゃった」って感じでした。僕たちは3時間くらいのライブなんですけど、ファンの皆さんは横浜まで来るまでに家を出発して会場に着いて3時間見て、そこからまた家に帰る時間がありますよね。その一人一人の時間って何万時間になるんだろ・・・って思って・・・。それに対して「僕はちゃんと努力できているのかな」と準備をしながら思っていました。ちょっとだけでも良いから相手にエネルギーや幸せを与えられたら良いなと思っています。その幸せがずっと心の中に残ってほしいなとも思っているので、また会える日まで元気でいてくれたら嬉しいです。

取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)

2023.01.17