<W解説>韓国「BTS」リーダー、RMの初ソロアルバムがビルボード3位=個々人でも無類の実力発揮

RMはソウル市出身の28歳。本名はキム・ナムジュン。グループ内ではリーダーとメインラッパーを担当している。所属事務所BIGHITエンターテインメントのパン・シヒョク代表はRMがデビューに至った経緯について以前、「RMのような子はデビューさせなければならないと思った。BTSを作ったきっかけは彼だ」と語っている。「BTS」のメンバーの中で最初にBIGHITに加入したのがRMで、最年少メンバーのJUNG KOOKも「事務所見学の時にRMのラップに惹かれて事務所に入った」と明かしている。

英語が堪能であることでも知られ、2018年9月に米・ニューヨークの国連本部で行われた国連総会に「BTS」が出席した際には、RMがグループを代表して世界の若者に向け、約6分間にわたり英語でスピーチした。

「BTS」は今年6月、グループとしての活動を一時休止し、ソロ活動を中心に行っていくことを発表。その際、RMはK-POPとアイドルのシステム自体が人の成熟を許してくれないとし、「僕が成長する時間がない」と、音楽で思うように結果が出せず悩んでいることを打ち明けた。「BTS」のメンバーたちは、それまでソロでアルバムを発表したことがなく、ソロ曲は非営利目的で制作したミュージックテープ形態で公開しており、国内の音楽配信サイトではソロ曲を視聴できなかった。メンバーたちがソロ活動について発表した際、聯合ニュースは「事務所はグループとしての活動を重視し、ソロ活動を認めず、そのためにメンバー各自が優れた音楽センスを存分に発揮できなかった」と解説した。

「BTS」をめぐっては今月13日、最年長メンバーのJIN(30)が韓国陸軍に入隊した。他のメンバーも順次、兵役に就く予定だ。しばらく、グループとしての活動は中断するが、RMのように今後、メンバー個々人がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみでもある。

WOW!Korea提供

2022.12.29