パク・ジフンの活躍がさらに注目されるのは、彼がオーディション番組出身のアイドルだからだ。パク・ジフンはMnetサバイバル番組「PRODUCE101」シーズン2でグループでのデビューが確定する最終11人に選ばれ、プロジェクトグループ「Wanna One」として活動し、少年美で多く愛された。かわいいウィンクで「ウィンク男」という愛称を得て、「僕の心に保存」という愛嬌(あいきょう)たっぷりの流行語を残した。「Wanna One」の活動期間終了後にも、ソロ歌手として活動し、JTBC「コッパダン 〜恋する仲人〜」、ウェブドラマ「恋愛革命」、KBS2「遠くから見ると青い春」、Netflix「再婚ゲーム」(原題:「ブラックの花嫁」)まで多数の作品を通じて俳優として活動してきた。
しかしパク・ジフンはこれまで俳優として特別成果を挙げられず、同年代の「演技ドル」の活躍の中でも注目されていなかった。ゆえにパク・ジフンが出演するドラマ「弱い英雄」に対する期待も高くなかった。しかし作品公開後、雰囲気は反転した状況だ。アイドル時代に愛されていた「少年美」を捨て去り、俳優として新しい道を開いた。
チョン・ドクヒョン文化評論家は、「パク・ジフンはアイドルという肩書のせいで俳優としてイメージにいつも先入観がついてきたが、この作品の中ではうまく溶け込んだ演技をした。深い内面演技とアクションを同時に行うことは容易ではないが、上手に行い好評を得た」と分析した。続けて、「パク・ジフンがもともと感情演技に対豊かな潜在能力があり、アイドルグループ出身という点をアクションを消化する際の利点としている。パク・ジフンにとって『弱い英雄』の公表は俳優としての人生の一つの大きな転換点となる」と話した。
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