世界最大のビジネスチャーター機運営会社である「Vista Jet」が、韓国市場に本格進出する。
「Vista Jet」は10日、メディアイベントを開き、韓国市場に本格進出すると明らかにした。
世界初のチャーター機サービスを開始した「Vista Jet」は現在、350台以上のチャーター機を保有しており、主要顧客層は高額資産家や有名人。「BTS」や「BLACKPINK」など韓流トップスターたちも利用し、有名になったという。
ソウル・キンポ(金浦)ビジネス航空センターから出発する全長33.8mのシルバーの機体、別名「会長が乗る専用機」と呼ばれる「Vista Jet」の最高級機種「グローバル7500」には、14名の座席が設けられ、内部にはテレビ会議が可能なテレビとベッドルームが備わっているという。さらに、調理室では専任の乗組員がミシュランのシェフが開発したメニューを提供するという。
同社が提供するオーダーメイドのサブスクリプション・フライトサービスは、顧客が飛行時間に対する料金だけを支払えば様々な航空機を利用することができ、利用金額は韓国ウォンで、1時間あたり最低約2000万ウォン(約208万円)だという。
チャーター機の所有ではなく、サブスクリプション・サービスのため、航空機の購入費用を節減することができるうえ、管理の責任もない。
同社が韓国市場進出に乗り出したのは、高額資産家や多国籍企業が多く、成長の可能性が大きいという判断からだという。
実際、今年第3四半期の「Vista Jet」の韓国便数は、昨年より76%増え、コロナ以前の2019年と比較しても14%増加。
新型コロナウイルス流行の影響により、一般の航空会社の需要は大幅に減少したのに対し、チャーター機は顧客別にカスタマイズされた飛行を提供し、専用の手続きゲートとターミナルを利用して他人との接触を最小限に抑えることができるからだ。健康と安全への関心が高くなり、このようなビジネスチャーター機に対する需要が増加する見通しだ。
WOW!Korea提供