韓国の映画制作会社「NEW(ネクスト・エンターテインメント・ワールド)」の1000万観客達成映画「7番房の奇跡」(2013)が、インドネシア、トルコ、フィリピンでリメイクされて、合計506億ウォン(約53億円)以上のボックスオフィス売上をあけた。
「7番房の奇跡」のインドネシア版「Miracle in Cell No.7」は、2022年にインドネシアで公開された映画の中で3位、歴代ボックスオフィス5位になり、1351万ドル(約20億円)以上のボックスオフィス売上を上げた。
この映画が損益分岐点の約10倍にも達する観客を動員して成功を収めた背景には、エンデミック以降のリベンジ消費傾向と、コンテンツ消費に集中したトレンドがあげられる。そこに笑いと涙、そして感動まで、全て備えたヒューマンコメディジャンルで、世界市場を貫く大衆的な魅力を持っているという現地評価が続いている。
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