「取材レポ」THE BOYZ、初のジャパンツアーが盛況裏に終了。来年1月にファンミーティングの開催も決定!「これからも日本の活動をたくさんします。たくさん会いましょう!」

Photo by 小境勝巳


日本ツアーならではの日本オリジナル曲のステージも準備してくれた彼ら。「キミさえいれば何もいらない」と、ドビへの想いを歌った「Always Together」、メンバーの優しく温かい歌声が心を癒してくれるバラード曲「FLAG」、ディープファンクベースの「BREAKING DAWN」、そして今年5月にリリースされたニューアルバムのリード曲「SHE’S THE BOSS」をパワフルかつセクシーに披露した。
今回、神戸・福岡・東京と周りながら、いろんな体験をした彼らは、USJに遊びに行き、福岡ではラーメンを食べたと振り返る。「次はもっといろんな地域に行ってみたい」とジュヨンが話すと、ハンドクラッカーが激しく鳴り響いた。チュハンニョンは「札幌に行きたいです。THE BOYZと一緒に札幌で一緒にスキーをしたいです」と日本語で伝え、スキーと好きの発音が似ていることから、「好き、好き」とハートを作って愛嬌を振りまき、サンヨンは「沖縄に行って海の前でコンサートをしたいです。すぐに海に飛び込みたいです」と、今後の夢と期待は膨らむばかり。

Photo by 小境勝巳


ライブが後半に差し掛かると、THE BOYZのパフォーマンスはさらに熱を帯びていく。デビュー曲「少年(Boy)」ではエネルギッシュに弾け、「No Air」ではムーンバートンの心地良いリズムに乗せて「僕の目が 呼吸が 心が 君を求めている」と相手を切実に求める気持ちをエモーショナルなダンスで披露。「WHISPER」ではドキッとするささやきに魅了されてドーパミンが出る瞬間を、弾むシンセサウンドに乗せて軽やか&パワフルに表現。その熱いパフォーマンスにペンライトも波のように大きく揺れて、一体となって盛り上がった。エンジン全開のパフォーマンスを3曲続けて披露したメンバーは、「たすけて」と日本語で言って這いつくばって水分補給。全身全霊のパフォーマンスには、ハンドクラッカーの大きな拍手がメンバーに送られた。
くたくたになりながらも、さらにファンを喜ばせようと、各自ファンサービスを準備してくれたメンバーたち。ヒョンジェは優里の「ドライフラワー」のサビをアカペラで披露。ファンを感動させると、この曲にはビハインドストーリーがあるというチュハンニョンが、「ヒョンジェさんと2時間くらいゲームをしていたんですけど、その間ずっとこの歌を歌っていました(笑)」と暴露してファンを笑わせる。続いてサンヨンはX-JAPANの「TEARS」をアカペラで歌いパワフルなハイトーンボイスを響かせ、ケビンは日本オリジナル曲「One Dance」をメンバーと共に披露。チュハンニョンは3年前のファンコンでサンヨンとヨンフンと一緒に披露したD-LIEの「ナルバキスン」を「こっち向いてドビ」と歌詞を変えて歌い、会場からは手拍子が沸き起こった。最後にヨンフンは大塚愛の「さくらんぼ」を可愛く披露。ほんわかムードは続き、各地を周って覚えた方言を使って、「めっちゃかわいいな~」、「ばりかわいい~。ドビが一番だ」、「ドビー!好き好き大好き」と告白し、メンバーの溢れる愛でファンの心を満たしていく。

Photo by 小境勝巳

これからも日本語を頑張ると宣言してからは終盤戦に突入。サンヨン、ヒョンジェ、ニュー、キュー、ソヌが作詞したドビへの真心がこもった曲「Timeless」、ファンキーなギターサウンドが心地良い「Water」と続けて披露し、客席に向けてサイン入りのカラーボールを投げるファンサービスも行われた。「Water」のニューが歌う「僕の気持ちを受け止めて」というパートではヒョンジェに向けて求愛するが、すぐに「すみませーん」と拒まれて残念がるニュー。そんな姿にファンも頬を緩ませた。
メンバーの姿がステージからいなくなると、「スリルライドへようこそ!」という声と共に、バスローブを着たメンバーが登場。ジェットコースターのように刺激的な感情を表現した「THRILL RIDE」を楽しくエネルギッシュに披露。「トゥットゥルルトゥットルル」と自然と口ずさみたくなる陽気な曲調にノリノリな気分にさせてくれる。メンバーもファンの熱い反応にテンションが高くなり、ソヌがガウンを脱ぎ捨ててファンを大興奮させる場面もあった。
本編最後の曲を終えると、アンコールを求めるハンドクラップが鳴り響き、これに応えて再びステージに姿を見せたメンバーは、「D.D.D」の曲が流れる中、トロッコに乗って客席を移動。上の階にいるファンにも大きく手を振ったり、ハートを送ったりとファンサービスをしてファンを喜ばせた。
アンコールの1曲目を歌い終えると、地域ごとにドビの愛称を付けていると話すメンバー。神戸は「コビ」、福岡は「フクビ」と付けられ、東京も愛称を付けることになった。考えていくうちにいくつか候補が挙がり、東京の“と”とドビの“ビ”に“ちゃん”を付けて「トビちゃん」、キューの提案で語尾を可愛くした「トビたん」、ヒョンジェ考案の「ヤバい」と「ドビ」を合わせた「ヤバビ」、ソヌ考案の「好きぴ」の“ぴ”を“ビ”にした「好きビ」の4つ。この中でファンの拍手が一番大きいものが選ばれ、左足の膝を曲げるポーズ付で「好きビー」と言うことに決まった。
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2022.11.08