K-POPオタクなら誰でも知っている「魔の7年」は、所属事務所とアイドルグループがデビューをした時から数えて7年間の契約を意味する言葉で、彼らが7年後もその事務所での活動を望めば再契約、合意が取れなければ解散または再契約をした者のみでの新たな活動となる。
今回は、そんな惜しくも魔の7年を乗り越えられずに解散してしまったグループをまとめてみたい。
「LOVELYZ」
韓国ガールズグループ「LOVELYZ」は、2014年にWoollimエンターテインメントからデビューした8人組のアイドルである。当時、韓国ボーイズグループ「B1A4」の妹分としてデビューし、その愛くるしい曲で人気を博した。
人気グループにも関わらず、日本デビューをしていないグループでもある。だが、1stアルバム『Girls’ Invasion』は日本のタワーレコード総合売り上げランキングで1位を記録するなど、日本での人気も高かった。
2017年に2ndリパッケージアルバムで音楽番組初の1位を獲り、その後も単独コンサートを韓国のみならず日本や台湾などで行っていたが、2021年にグループのBabysoulを除く7人が再契約をしないことを発表した。現在はメンバーそれぞれがバラエティーやミュージカルなど、多方面で活躍している。
「B.A.P」
韓国ボーイズグループ「B.A.P」は2012年にTSエンターテインメントからデビューした6人組のグループである。元々ソロ活動をしていたヨングクを中心にメンバーが構成された。デビューするや否や、デビューシングル『Warrior』がビルボード世界アルバムの10位に2週連続でランクインし、その翌年にはドイツの「re[mark]able Awards 2013」で、「今年最高の歌賞」「最高のボーイズグループ賞」「最優秀ミニアルバム賞」「今年のアーティスト賞」の4冠を達成した。
その後もヨーロッパの「So-Loved Awards 2013」で「最高男性グループ賞」「MV賞」「男性振付け賞」の3冠を達成。「one shot」「BADMAN」は米ビルボードのワールドアルバムチャートで1位を記録した。
2016年には韓国・台湾・日本・アメリカなどを含んだ5大陸30公演という大規模な世界ツアーを慣行し、その年に発売したアルバム「NOIR」はアメリカのビルボードワールドアルバムチャートで1位を獲得した。
このように輝かしい成績を残した「B.A.P」だったが、2019年の2月にグループの全メンバーが所属事務所を退所し、事実上の解散となった。
最近韓国では、解散後に再結成し活動するアイドルグループが増えてきている。彼らもまた、何年か先にまたグループとして集まる機会があるのだろうか。
WOW!Korea提供