しかし、グラミーのトロフィーはまだつかめていない。BTSは「ビルボードミュージックアワード」、「アメリカンミュージックアワード」などグラミーアワードと共にアメリカの3大大衆音楽の授賞式と呼ばれる授賞式で大賞をはじめとする眩しい成果を築きあげたが、なぜかグラミーアワードでは相次いで受賞できず、ノミネートとパフォーマーとしての参加に満足しなければならなかった。
しかし、今回のチャレンジは特別だ。BTSがメンバーの軍入隊計画を公式化することで、事実上完全体での活動が少なくとも3年ほど中断される。そのため、6月に発売されたアルバム「Proof」で過去10年を振り返った彼らが、完全体として試みる「1幕」の最後の音楽的なチャレンジが今回のグラミーアワードとなるわけだ。
「Yet To Come」で「最高の瞬間はまだ来ていない」と歌い、今後も続く旅を約束したBTS。それ自体でもK-POPの美しい歴史となっているBTSのチャレンジがどんな結果をもたらすかが注目されている。「第65回グラミーアワード」の1次投票は13~23日に行われ、最終候補のリストは11月15日に発表される。
一方、BTSは15日、「2030釜山世界博覧会」の誘致祈願釜山コンサートを成し遂げた後、17日にジンの入隊延期の取り消しと軍入隊を伝え、3年以上の団体活動の休止期を持つことになった。
所属事務所HYBEは「ジンが今月末に入隊延期取り消しを申請し、その後は兵務庁の入隊手続きに従う予定」として「他のメンバーも各自の計画に従って順次兵役を履行する予定」と明らかにした。ジンは早ければ年内に入隊する見通しだ。
BTSはジンの入隊に先立ち旺盛なソロ活動を予告した。ジンはYouTubeチャンネル「もっとつまらないものですが」に単独で出演して熱い関心を集めたのに続き、SBSバラエティ番組「ランニングマン」にも出演を予告している。28日にはデビュー初の正式ソロシングル「The Astronaut」の発表を予定し、同日(現地時間)アルゼンチンのブエノスアイレスで行われるコールドプレイのワールドツアー公演にゲストとして出演して「The Astronaut」を披露する。
また、RMは今年の冬放送予定のtvNの新規バラエティ「知っておいても役に立たない神秘的な人間の雑学辞典」で視聴者に会う。