俳優パク・ユチョンの復帰作である映画「悪に捧げて」の、劇場公開が結局取り消された。
映画「悪に捧げて」側は19日、「『悪に捧げて』の劇場公開が難しくなり、来週中にIPTVおよびVODなどを通じて公開される予定」と明らかにした。
当初「悪に捧げて」は今月中に公開予定だったが、パク・ユチョンの各種騒動と彼の芸能活動を禁止する裁判所の判断などが影響を及ぼし、劇場公開が取り消されたと解釈される。
これに先立ち、パク・ユチョンは2019年にヒロポン投薬容疑で起訴され、懲役10か月執行猶予2年を宣告された。当時芸能界引退を宣言したパク・ユチョンは、1年でその宣言を覆し韓国内外で活動を再開させた。
その中でパク・ユチョンの所属事務所だったエスペラ(現ヘブポントゥゲザー)は、パク・ユチョンが昨年8月に専属契約解除通告をしたのち、他の会社と契約を結び日本でのファンミーティングなどを計画したとし、裁判所に損害賠償請求及び活動休止仮処分訴訟を提起した。これに対し裁判所は、「パク・ユチョンは本件の判決確定まで、エスペラ以外の第3者のための音盤および映像制作、広報などの芸能活動をしてはいけない」とし、エスペラ側に立った。
エスペラは去る5月、パク・ユチョンを相手に出した訴訟内容に番組出演を禁止してほしいという項目を追加した。
パク・ユチョンはこれに仮処分取消訴訟を提起したが、9月に彼の申請は棄却された。
一方、「悪に捧げて」は一瞬で全てを失った男性テホンと最初から失ったものはない女性ホンダンが奈落の果てで互いの人生に向き合う2人の物語を描いたハードボイルドロマンスドラマだ。パク・ユチョンは劇中で財閥企業の婿として成功していた医師だったが、一瞬で全てを失ったテホン役を担った。
WOW!Korea提供