韓国歌手イム・ヨンウンの点数操作疑惑をめぐり、KBSが「参考人」から「被疑者」になった。
14日、ソウル市ヨンドゥンポ(永登浦)警察署が、音楽番組「ミュージックバンク」でイム・ヨンウンの放送点数が低く操作されたとの疑惑が持ち上がっているKBSに対し、参考人から被疑者に転換して捜査していることが分かった。
KBS側は「『ミュージックバンク』は放送操作をしたことがない。警察の捜査に協力し、疑惑が残らないようにしたい」と伝えた。
5月13日の放送では、1位候補としてイム・ヨンウンの「また会えるだろうか」と「LE SSERAFIM」の「FEARLESS」が浮上した。イム・ヨンウンのデジタル音源点数(1148点)と音盤点数(5995点)で「LE SSERAFIM」を上回ったが、放送回数の点数で0点を記録し2位になった。
しかし、放送後にファンの間から点数について疑問の声が上がり、特に放送回数の点数が問題視された。
当時、KBS側は視聴者権益センター掲示板に「該当期間、集計対象のKBSTVとラジオ、デジタルコンテンツにイム・ヨンウンの『また会えるだろうか』が放送されなかった」とし、「KBS公営メディア研究所で、KBS国民パネル17609人を対象に実施した『大衆歌謡選好度調査』でも該当曲は応答率0%の結果が出た」と説明した。
さらに「イム・ヨンウンのほかの曲『もう私だけを信じて』『星の光のような私の愛する人』はそれぞれ2.63%、2.52%という回答率を記録している。好みの曲が分散した結果、それぞれの曲単位で順位を集計する『ミュージックバンク』では該当曲は点数がつかなかったものと思われる」と釈明した。
KBS側は、疑惑が持ち上がった当時から一貫して放送操作疑惑を否定しているが、8月に同番組の制作陣が業務妨害の疑いで立件された。
WOW!Korea提供