一度聴いたらハマる!韓国バンド「LUCY」の魅力

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さらに、プロデュースを担当しているウォンサンのベースも曲中ではかなり前面に出ている。ライブ動画などを見ても、ドラムやギターの音にかき消されることなく、彼のベース音が伸び伸びと響いているのも特徴的だ。

加えて、ツインボーカルも味が効いている。のびやかな高音が特徴のメインボーカル担当チェ・サンヨプと、優しく安定した声が特徴のリードボーカル担当シン・グァンイル。特にシン・グァンイルは曲の出だしを任されることが多く、柔らかい語りかけるような声が魅力的だ。チェ・サンヨプは歌声自体が特徴的で、バラードもPOPも特にサビや高音の時に広がっていく声に心を奪われる。

そんな1人1人の個性が、彼らだけのバンドサウンドとなっている。

特にオススメしたい曲は「Flowering」「Rolling Rolling」「Sequel」の3曲だ。
「Flowering」はデビュー曲で、春の訪れを「桜の花が舞い落ちるように、春という時間が僕の中に澄み渡ってほしい」ときれいな歌詞で歌った曲。これを聴けば、このバンドが音楽をどのように表現していきたいのかが一気に理解できると思う。

「Rolling Rolling」は、「何もせずただ過ぎ去ってしまったような一日でも、振り返ってみたら思ったより良い日だった」という心情を表現した曲。「考えてみたら良い日だったのに、どれだけのことを見逃して過ごしてしまったんだろう」という歌詞が非常に好き。
「Sequel」は、原題が「結局何も分からなかったけど」だ。恋人と別れた後、「僕たちのストーリーはこれから先続くことはなく、結局君のことは何も分からなかったけど、だからといって君を愛した時間を色あせていくテープのように忘れていくのは嫌だ」と、未練を詩的な歌詞とバラード調で表現した曲だ。特にこの「Sequel」に至っては、ライブ動画が最高なのでぜひ観て欲しい。

長々とLUCYに関して語ってしまったが、彼らに対する熱意を感じてくれたら、そして彼らのことを1人でも多くの人に知ってもらえたら、それだけでうれしい。あなたも一緒にワルワル(ファンネーム)になってみませんか?

WOW!Korea提供

2022.10.01