米国ニューヨーク・タイムズ紙が最近、“芸術スポンサー”に変身した BTS(防弾少年団)のRMにスポットを当てた。
ニューヨーク・タイムズは24日(現地時間)、「アイドルグループのスーパースターRMが、韓国の過去の美術作家たちに心酔し彼らの作品を研究し購入している」と報じた。
RMはここ数年間「アートコレクション」を構築し所蔵作品を展示する芸術空間を作りたいという意向を明らかにしてきた。
メディアは、RM自身が所蔵している彫刻家クォン・ジンギュ氏の「馬」をソウル市立美術館に貸し出したことや国立現代美術館に1億ウォン(約1千万円)を寄付したこと、また「今年の芸術後援人大賞」を受けたことを次々と紹介した。
これと共に、BTSのYouTubeチャンネルの購読者が7000万人に達し、RMの個人のSNSフォロワーが3700万人を超える中、RMの”芸術キュレーター“としての役割にも注目した。実際、韓国はRMをはじめとするスーパーインフルエンサーの影響で美術に対するMZ世代の関心度が高まった。
RMはニューヨーク・タイムズとのインタビューで、視覚芸術に対する自身の情熱が「偶然の出会いというよりは意外な喜び」として近づいてきたと伝えた。「幼い頃には美術館に行っても興味を抱かなかったが、2018年にアメリカコンサートツアー中にシカゴ美術館に立ち寄った際にモネとジョルジュ・スーラの作品を観覧したことがきっかけで美術に関心を持つようになった」と明らかにした。
RM は「スタンダル・シンドローム(優れた芸術作品に触れた時、その衝撃と感興によって起こる精神的・肉体的異常反応)のようなことを経験した」とし、「(美術に陥った後)再び本を真剣に読み始めた」と話した。
メディアは、RMの作業室にはジョージ ナカシマ の机とユン・ヒョングンの抽象画が置かれており、壁にはパク・スグンとペク・ナムジュンなど2韓国作家の作品20点余りが飾られていると伝えた。