「BTS代替服務」を主張した釜山市長、“特恵を与えようというのではない”と強調した理由は?

芸術・体育要員制度は、国威発揚及び文化創達に寄与した芸術・体育特技者に対して補足役(芸術・体育要員)として服務させるという制度だ。芸術・体育要員は文化体育観光部長官の指揮・監督の下、兵務庁長が定めた該当分野で34ヶ月間服務することになり、服務期間に該当分野の特技を活用した合計544時間の奉仕活動の義務を有する。


最近パク・ヒョンジュン釜山市場がBTS(防弾少年団)の芸術・体育要員「代替服務制度」適用を大統領室に提案した。2030世界博覧会の釜山誘致のためにグローバル広報大使であるBTSの実質的かつ積極的な誘致活動が必要だという理由からだ。これに対して大統領室なども国防部と兵務庁の方針と立場を確認するなど、パク市長の提案について検討していると伝えられた。


パク市長の発言は、現役以外の服務形態として慣行的に呼ばれる「代替服務」を意味する。BTSは法律上芸術・体育要員編入を通じて対象になることができる。
しかし、芸術・体育要員制度がしばしば「兵役特例」という名称で通用し、「特例」という単語が「免除」と同一視され、一種の不公正な特恵として映ったり否定的に認識されるという雰囲気がある。

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2022.08.23