"ワールドスター"イ・ジョンジェが映画「HUNT」で初めて演出に挑戦した感想を明らかにした。
イ・ジョンジェは来る10日に映画「HUNT」の公開を控えて、3日午前、ソウル・チョンノ(鍾路)区ソギョク(昭格)洞のあるカフェでマイデイリーとインタビューを行った。
「HUNT」は組織の中に隠れたスパイを暴き出すためにお互いを疑う安企部要員パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ扮)とキム・ジョンド(チョン・ウソン扮)が、「大韓民国第1号暗殺作戦」という巨大な事件に直面して繰り広げられるスパイアクション映画だ。
特に「イカゲーム」で全世界を魅了したイ・ジョンジェの監督デビュー作として高い関心を得ている。イ・ジョンジェは「HUNT」のメガホンを握っただけでなく、脚本、主演、制作まで1人4役をこなした。
この日、イ・ジョンジェ監督は「HUNT]公開の感想を聞かれると、「正直緊張する。私ができる最大限の努力と真心、情熱を全て注ぎこんだ。これ以上私の頭の中からいいアイデアは出てこないので、個人的な心残りはない。しかし一番重要なのは観客の方々なので、どのように見てくださるか、ただ待つだけ」と答えた。
初めてメガホンを取った感想はどうだろう。イ・ジョンジェは「絶対やってはいけない作業なんだなと思った」と率直に打ち明けて笑いを誘った。「ものすごく大変で、へとへとになるほどだった。私の性格上、全てをしっかり把握しなければならないので、あまりにも時間が無くて眠れないのが一番つらかった。俳優が監督をするということを多くの方がリスクだと思っているので、余計に"結果がうまく出てほしい"という責任感を感じて、一生懸命取り組んだ」と真剣な態度を示した。
続いて「『イカゲーム』の人気で『HUNT』も注目されているが、それに負担は感じなかった。それよりは、30年の俳優生活を頑張っているのに、なんでわざわざこんな話を本人が書いて、キャリアを自ら台無しにするのではないかというその恐怖は、本当に皆さんは想像もできないと思う。シナリオを書けば書くほどそんな気がした。しかしテーマを少しずつ決めていくうちに、観客の方々と十分にコミュニケーションできる話ではないかと思ったし、この恐怖を乗り越えてみようかと思った」と話した。
イ・ジョンジェは「演出するにあたって、ぺ・チャンホ監督(黒水仙)、キム・ソンス監督、ファン・ドンヒョク監督(イカゲーム)など、これまでご一緒した監督の影響をたくさん受けた。"演出"はものすごく大変な職業だった。そばで見てきたからよく知ってはいたが、これほどとは思わなかった。これからは監督に言われたとおりにやる」と冗談を言った。
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