廃部危機から全国大会へ…実話を基にした映画「リバウンド」クランクアップ


チャン・ハンジュン監督と、アン・ジェホンら新鋭俳優たちと共にした新作映画「リバウンド」がクランクアップした。

「リバウンド」は廃部寸前の母校バスケットボール部に赴任した新任コーチと6人の選手たちが、全国大会優勝に向かって突っ走る話を描いた映画だ。去る13日、情熱あふれる3か月の撮影を終えた。

「リバウンド」は2012年、交代選手もいないたった6人の選手で全国大会決勝進出を成し遂げたカン・ヤンヒョンコーチ(現在3×3男子バスケットボール国家代表チーム監督)と、プサン(釜山)中央高校バスケットボール部の実話を素材にしている。弾ける青春の汗臭い感動ストーリーのために、最高のストーリーテラーが総動員した。

まず映画「記憶の夜」、「吹けよ、春風」、「ライターをつけろ」を演出したチャン・ハンジュン監督が、若さあふれる青春のチャレンジをスクリーンに引き入れた。以前、「記憶の夜」でジャンル映画にも才能を見せたチャン・ハンジュン監督が、バスケットボールを夢見る若い選手たちの驚くべき成長をどのように描くかに注目が集まっている。ここに映画「工作 黒金星と呼ばれた男」で第27回釜日映画賞脚本賞を受賞したクォン・ソンヒ作家と、大韓民国最高と定評のあるキム・ウニ作家が脚本に参加してさらに期待を集める。

バスケットボールコートを走り回って情熱的なチームプレーを見せる俳優たちにも期待が集まる。映画「狩りの時間」、「シークレット・ジョブ」、ドラマ「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」、「サム・マイウェイから恋の一発逆転!~」、「恋のスケッチ~応答せよ1988~」など特有の魅力と演技力で大衆をとらえてきたアン・ジェホンが、解体寸前のバスケットボールチームを決勝に導くカン・ヤンヒョンコーチ役を引き受けた。コートの上でも撮影現場でもチームの中心になったアン・ジェホンは「こんなにたくさん幸せを感じた撮影場があったかと思うほど雰囲気がよかった。みんなが熱い気持ちで一丸となった感動的な経験だった」と真の"ワンチーム"になった瞬間について感想を述べた。

イ・シニョン、チョン・ジヌン、キム・テク、チョン・ゴンジュ、キム・ミン、アン・ジホなどの新鋭俳優たちも活気あるエネルギーと爽やかさでバスケットコートを輝かせた

バスケットボール部の主将でありエースのチョン・ギボム役のイ・シニョンは「準備期間中にバスケットボールをしながら、どう演技するべきかたくさん悩んだりしたが、もう終わると思うと名残惜しい」と、彼と幼い頃からずっとライバルだったぺ・ギュヒョク役のチョン・ジヌンは「全身でぶつかりながら作った映画だ。それほど楽しく撮ったので楽しみにしていてください」と、クランクアップの感想を伝えた。

サッカー選手を夢見ていたが、完璧なフィジカルでバスケットチームのセンターをつかんだホン・スンギュ役のキム・テクは「3~4か月間、ほとんど毎日一緒だった。同年代の俳優たちと言い映画を作ることができて感謝している」と、ストリートバスケ中にスカウトされたチョン・ガンホ役のチョン・ゴンジュは「暑い夏に血気旺盛な若いエネルギーをたっぷり込めたので、そのエネルギーを受け取ってほしい」と現場の熱気を伝えた。

誰よりもバスケットを愛するホ・ジェユン役のキム・ミンは「長い間一緒に撮影してたので、明日もメンバーに会わなければならないように思う」(キム・ミン)と、第2のマイケル・ジョーダンを夢見る"自称バスケの天才"チョン・ジンウク役のアン・ジホは「10代最後の夏を『リバウンド』で過ごした。良い先輩たちと撮影できて幸せだったし、いつまでも忘れないと思う」と作品に向けた深い愛情を表した。

チャン・ハンジュン監督は「寒い時期に練習を始めて、夏になって撮影が終わった。俳優やスタッフ達と、遠いところに長い間一緒に旅行した気分だ。素敵な方たちが一緒にやってくれて感謝している。良い作品になると思う」とコートの上で繰り広げられる話をさらに期待させた。

みんなの予測を破って奇跡を遂げた釜山中央高校バスケットボール部の話を扱った「リバウンド」は、後半の編集作業を経て、熱い面白さと感動で観客を訪ねる予定だ。

WOW!Korea提供

2022.07.29