「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.225「『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に夢中」

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、パク・ウンビンが自閉スペクトラム症のウ・ヨンウ弁護士を演じている。Netflixで配信されていて、世界中で人気を博している。とにかく、1話完結形式のストーリーが面白い。
画像=ENA

クジラの話を聞いてくれる人

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は展開がスリリングだ。
第1話が老夫婦の傷害事件、第2話は結婚式の最中に新婦のウェディングドレスが脱げたことによる訴訟問題、第3話は自閉スペクトラム症の弟が兄を死なせてしまった事件……という具合に、1話完結形式でドラマが進んでいく。
裁判でのウ・ヨンウ弁護士の活躍が見事で、彼女は天才的なひらめきで物語を解決していく。そんな彼女の奮闘ぶりがストーリーの中心になっているが、一緒に仕事をしている同僚たちも頼もしく描かれている。
まず、ウ・ヨンウ弁護士が勤める大手法律事務所ハンバダの職員としてチームを組むのがイ・ジュノだ。カン・テオが演じている。
イ・ジュノはウ・ヨンウ弁護士を仕事でサポートするだけでなく、彼女の大好きなクジラの話を優しく聞いてあげている。
本当に、ありがたい仲間であり、同志でもあるのだ。

頼もしき上司と同期

次に、上司のシニア弁護士を務めているチョン・ミョンソク。落ち着いた雰囲気でカン・ギヨンが演じている。
チョン弁護士は空気を読まないウ・ヨンウを温かく見守り、仕事の上でも適切にアドバイスしている。
彼は、ウ・ヨンウが辞表を提出して無断欠勤したときも、その辞表を受理せずに彼女が戻ってくるのを待ってくれた。
さらに、ウ・ヨンウとロースクールで同期だったチェ・スヨン弁護士も温かいキャラクターだ。ハ・ユンギョンが演じている。
ウ・ヨンウはチェ・スヨン弁護士のことを「春の日差しのような人」と称している。
それは、ロースクールのときも何かと助けてくれたし、本来は優しくて情が深い女性だからだ。そして、大手法律事務所ハンバダでも一緒に被告人の弁護で活躍しており、本当に心強い同僚なのである。
このように、多くの人に支えられてウ・ヨンウは才能をどんどん発揮しており、ドラマもますます盛り上がっている。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

2022.07.23