【情報】ツイート数の推移から振り返る!「BTS」に関する2022年上半期の話題TOP3とは?

株式会社CINC(シンク、以下CINC)は、自社で開発・提供するソーシャルメディアの分析・運用ツール「Keywordmap for SNS」を用いて、Twitterで反響の多かったトレンドの中から、「BTS」に関する調査を行いました。

世界中を魅了し音楽賞を総なめにした「BTS」
2013年にデビューした韓国の7人組男性アイドルグループ「BTS」。2013年のデビュー以降日本では「防弾少年団」とも呼ばれていました。YouTubeでミュージックビデオが億単位で再生されているだけでなく、CDの売上も記録的なヒットとなっているBTSは、2018年にアジア圏出身のアーティストとして初となる「ビルボード200」で1位を獲得しました。さらに、韓国アーティストとして初めてグラミー賞の授賞式に参加するなど、世界的人気を誇っています。

上半期の話題TOP3

上半期(2022年1月1日~6月20日)の「BTS」ツイート出現数を調査すると、最も盛り上がりを見せた3つのタイミングがありました。

  • 1位:1月8日  2位:3月2日  3位:3月13日

①第36回ゴールデンディスクアワードへの出演(出現数:503,000)1月8日
韓国最大級の権威ある音楽授賞式である「ゴールデンディスクアワード」へ出演し、日本でも生中継されました。BTSは昨年11月に発売したミニアルバム「BE」でアルバム部門大賞を受賞。5年連続でアルバム部門の大賞を受賞する大記録を打ち立てました。

②Facebookで限定動画(BANGTAN.zip)を公開(出現数:434,280)3月2日
FacebookのBTS公式アカウントでは、グローバルファン向けに「BANTAN.zip」が限定公開されています。3月2日は、初の動画コンテンツとしてワールドツアー「LOVE YOURSELF」のソウル公演の動画が公開され、大きな話題を呼びました。

・FacebookでのLIVE映像の投稿
https://www.facebook.com/watch/?v=350696750281079

・LIVE VIEWING Announcement
https://twitter.com/bts_bighit/status/1499021772015869955

③約2年半ぶりの対面コンサート「PERMISSION TO DANCE ON STAGE – SEOUL」最終日(出現数:415,240)3月13日
3月10日(木)、12日(土)、13日(日)の3日間にわたり韓国・ソウルにて、およそ2年半ぶりの対面コンサート「PERMISSION TO DANCE ON STAGE – SEOUL」が開催されました。公演の2日目にあたる3月12日に日本全国の劇場で公演ライブビューイングが実施されました。
通常の投稿では、「いいね」の数が15万~50万程度であるのに対し、翌日に投稿されたライブ開催を報告するツイート( https://twitter.com/bts_bighit/status/1502990190771859459  ) は105.4万いいねを獲得し、大きな反響となりました。

公式YouTubeチャンネルでの発言から活動休止報道に
BTSは6月14日、公開した公式YouTubeチャンネル「BANTANTV」の中でグループ活動を一部休止する可能性に言及したことから、各メディアで活動休止が報じられました。
動画内では食卓を囲むメンバーが6月10日に発売された新アルバム「Proof」をもって「グループでの活動の第1幕を終える」などと発言しSNS上でも話題になりました。またその発言の一部に長期間の休止を意味する「hiatus」という英語字幕が使われていたため、各メディアにて“活動休止”と報道されました。しかし、その翌日、所属事務所の代表が「持続的な成長と成熟のために、チームと個人活動を並行する」とコメントを発表したことから、活動休止ではないことが明らかになりました。

「BTS 活動休止」報道に対するSNS上での反響は?

感情分析AI:テキストデータから書き手が文章に込めた感情を「恐れ」「悲しみ」「怒り」「愛情」「楽しみ」を判定します。感情分析AI:テキストデータから書き手が文章に込めた感情を「恐れ」「悲しみ」「怒り」「愛情」「楽しみ」を判定します。

該当の動画が公開された後、6月14日21時~翌日6月15日の間に投稿された「BTS」を含むツイートを対象に、書き手の感情を分析すると、「わかってるけどどうしても悲しい、泣」などの「恐れ」や「悲しみ」に分類されるネガティブな感情が優勢となりました。一方で、「めちゃくちゃ泣ける会食だった」「BTSの次のチャプターも楽しみ。ネガティブじゃない、必要なこと。ずっと大好き!!️」といった「愛情」「楽しみ」を含んだポジティブな感情も見られました。これらTwitter上の反響から報道を前向きに捉えようとするARMY※1の応援する姿勢が伺えます。新たな動きを見せるたびにSNS上の反響が巻き起こるBTSですが、今後の動きからも目が離せません。
※1「BTS(防弾少年団)」のファンの呼称

今後もCINCは、自社ツールを用いたビックデータの解析を通じて、新たな話題をお届けしていきます。

<調査概要>
・対象データ:Twitterの10%のサンプリングデータ
・集計対象期間:2022年1月1日~2022年6月20日
・使用ツール:Keywordmap for SNS

<使用ツールについて>
​■ Keywordmap for SNS(https://keywordmap.jp/sns/
Twitter上のデータを収集し、特定のキーワードやハッシュタグ(#)に関連するデータを、短時間で多種多様な形式で集計、分析することができます。

2022.06.28