ここでちょっとしたゲームの時間が設けられた。最初に行われたのは〈お絵かきクイズ〉。お題を見て30秒の間に書いた絵を他の6人が当てるというものだ。結果はジミンが優勝。ほとんどのメンバーが成功するなか、失敗したヘジュが「愛してるよ~」と愛嬌のある表情とポーズを見せると、残りのメンバーは大爆笑。
続いては〈一心同体ゲーム〉。LEDパネルに「セルカ」「ハート」「ホラー映画」といったお題が映し出されると、全員が身体を使ってそれを表現していく。ゲームに参加している間の7人は童心に帰ったように大喜び。平均年齢16歳らしい明るい表情と元気な動きにファンも笑顔が絶えない。
早くもファンミーティングは終わりの時間に。「いっぱい準備してきましたがどうですか? いっぱい愛してます~」(ヒョンソ)、「私たちはずっと一緒です」(ソンユ)」、「今度はCLIKE:y(読み:クリッキー/ファンの愛称)のみなさんとディズニーランドに行きたいですね」(チェウォン)、「今日の思い出はずっと忘れません」(ヘジュ)と名残惜しそうなメンバーたちは、日本のファンの期待に応えようと韓国での最新ヒットナンバー「CLASSY」を熱唱した。
だがショウはこれで終わらなかった。鳴りやまぬ拍手に誘われて再びCLASS:yが登場。「CLIKE:yを愛してます!」(チェウォン)、「忘れられない思い出になりました」(ボウン)と感謝のコメントで締めくくり、ラストは「SAME SAME DIFFERENT」の韓国オリジナルバージョンで軽やかなパフォーマンスを披露して、2時間に及んだ舞台を去っていった。
CLASS:yというグループ名にはいろいろなキーワードが入っているが、最も押さえておきたいのは、“他とは次元の違うサウンドで世界中のK-POPファンを引きつけたい”との願いが込められている点だろう。「SHUT DOWN -JP Ver.-」でも明らかなように、親しみやすい要素をどんどん取り入れて次元の違うものを生み出すこの7人は、他のライバルにはないオーラがある。会場を訪れた日本のファンたちはその独自の魅力にいち早く気付いた“第一発見者”なのだ。
文:まつもとたくお
写真:マスダレンゾ
2022 CLASS:y JAPAN DEBUT FANMEETING SET LIST (2022.6.27)
01.SAME SAME DIFFERENT -JP Ver.-
02.SURPRISE
03.SHUT DOWN -JP Ver.-
04.CLASSY
05.SAME SAME DIFFERENT