チ・チャンは現場でイ・ジュンギからとてもよく気を遣ってもらったとして、「兄さんが見るには、私は活動もあまりしていない新人だ。兄さんが『君くらいの時は、4~5種類ずつ作品をしないといけない。絶えずしないといけない』という話をしてくれた」として「アドリブをたくさん準備して、そしてもう一度できるように監督に話してくださったり、アドリブを見てくださったりした。演技についてとてもたくさん対話した」と話した。
チ・チャンは最も記憶に残るシーンでドクターK(ヒョン・ウソン)の脅迫にも負けず、「大丈夫、私はヒウ兄さんの弟として生きる」という言葉を残して建物から墜落するシーンを選んだ。チ・チャンはそのシーンを心から撮影したと話し、「私が兄さんのためにできることがこれなら、ヒウ兄さんの弟として死ぬことができると考えた。悲しい感情ではなく意志がわいた。無理やり感情を引っぱりださないで撮影した。ジュンギ兄さんと実際にもヒウとサンマンのように過ごしたので、感情がわき出した」と表現した。
このシーンを見て感動したのはイ・ジュンギも同様だった。チ・チャンは「兄さんも私にそのシーンを見て泣いたと話してくれた。本当にサンマンの心が見えたと。それで私が『兄さん、それは演技じゃなくて、本当にそんな心がわいてきた』と答えた」とビハインドストーリーを伝えた。