パク・チャヌク監督の「別れる決心」と是枝裕和監督の「ベイビー・ブローカー」が来年のオスカーでも顔を合わせるかに関心が集まっている。
「別れる決心」と「ベイビー・ブローカー」は、29日(韓国時間)午前に閉幕した第75回カンヌ国際映画祭でそれぞれ"監督賞"と"男優賞"(ソン・ガンホ)を受賞した。
「別れる決心」と「ベイビー・ブローカー」がカンヌ国際映画祭で受賞したことで、これらの映画に対する関心は自然と、来年初めに行われるアカデミー賞へと移っていくことになった。外信でも「ネクスト・パラサイト」「ネクスト・ドライブ・マイ・カー」と関心が高まっている状況だ。
ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」は2019年に第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルム・ドール(最高賞)を受賞した後、2020年、第92回アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞など6部門にノミネートされ、作品賞をはじめとする4冠に輝いた。
濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」は昨年、第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞など3賞を受賞した後、今年の第94回アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚色賞・国際長編映画賞の4つにノミネートされて国際長編映画賞を受賞した。
「別れる決心」と「ベイビー・ブローカー」がカンヌ国際映画祭で本賞受賞という快挙を成し遂げただけに、アカデミー賞に対する期待感も高まっている。「パラサイト」の場合、投資配給を引き受けたCJ ENMが、カンヌ国際映画祭が終ったあとオスカーキャンペーン準備に突入したことから、今回も同じ歩みを進めていくとみられている。
これに関連して、去る27日(現地時間)、ニューヨークタイムズは「オスカー賞受賞の可能性が高い映画は?」というタイトルの記事で、「別れる決心」と「ベイビー・ブローカー」、そしてカンヌでグランプリを受賞したルーカス・ドン監督の「CLOSE」に注目した。
「ベイビー・ブローカー」と「別れる決心」はCJ ENM投資配給作品で、来る6月に公開される。"赤ちゃんポスト"を巡って知り合った人々の予期せぬ特別な旅を描いた「ベイビー・ブローカー」は6月1日に、変死事件を捜査することになった刑事が死亡者の妻に特別な感情を抱きながら繰り広げられる出来事を描いた「別れる決心」は6月29日、韓国で公開される。
WOW!Korea提供