「犯罪心理バラエティー」が、韓国放送局の新しいトレンドとして浮上している。
一時主流だったモクバン(食べる放送)やクックバン(料理放送)の場所を、犯罪心理バラエティーが代わりに占めている雰囲気だ。現職刑事たちが出演するフォーマットから事件を再構成した番組まで、多様な形態が出ている。同じジャンルではあるが、各自の差別化を出している。
犯罪事件を素材にした番組は過去にもあった。SBS「それが知りたい」、KBS1「追跡60分」など、事件を追跡して真実を追う「探査報道」フォーマットが時事番組のメインだった。最近バラエティーで見せている方式はそれとは違う。事件を経験したある人物の視点で、当時の状況を再構成したり、犯罪者の成長過程と心理を暴く「物語化」された形式だ。
代表的な番組はシーズン3まで続いているSBS「尾が尾を噛む物語」だ。この番組は3人のストーリーテラーが自ら勉強し、感じたことを話し各自「友人」に1対1で伝える方式だ。このような構成は視聴者たちが事件を簡単に理解でき、事件に早く入り込めるようになると言う利点がある。ここに事件を記憶する人物たちのインタビューと事件と関連する小道具が登場し、さらに没入度を高める。
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