「コラム」終了しても幸せな余韻が続く/とてつもない傑作物語『二十五、二十一』11

韓国tvNで放送されていた『二十五、二十一』が終了してから1週間が過ぎた。すばらしい余韻のおかげで、満ち足りた日々が続いている。このドラマについて考えている時間がこんなにも楽しいとは?

画像提供=tvN

忘れられない夏
素晴らしい仲間だった。
ペク・イジン(ナム・ジュヒョク)、ナ・ヒド(キム・テリ)、コ・ユリム(キム・ジヨン)、ジウン(チェ・ヒョヌク)、スンワン(イ・ジュミョン)という5人の物語が終わった。
みんなが一緒に過ごした時間は短かった。けれど、それは、永遠に続くと思えるほどにかけがえのないものだった。
そして、ドラマは終わり、5人の物語は記憶の中に収められた。
もはや、2度と新しい展開を見い出すことはできない。
けれど、この清々しさは何だろうか。
みんなは最良の仲間、最愛の恋人、そして、最高の記憶を残した。
さらには「忘れられない夏」があった。
その思い出があれば、これからも生きていける。
今後、どんなことがあっても、仲間が応援してくれる。

直接会うことはできなくても、きっと、仲間が応援を届けてくれるのだ。
共通の記憶は色あせない。
間違いなく、あの年の夏は私たちのものだったのだから。
永遠は要らない。
一瞬でも人生の頂点を思わせる輝きがあれば、それを励みに生きていける。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

コラム:ロコレ提供http://syukakusha.com/

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2022.04.09