「BTS(防弾少年団)」のファン、大統領就任式への出演に反対…大統領就任準備委員会側に抗議殺到

 

これまでの歴代大統領の就任式では、人気歌手や文化芸術人たちの祝賀公演が行われていた。2008年のイ・ミョンバク(李明博)大統領の就任式ではパンソリ歌手のチャン・ソイク、歌手キム・ジャンフン、指揮者のチョン・ミョンフンが出演。2013年のパク・クネ(朴槿恵)大統領の就任式には、「江南スタイル」でワールドスターになった歌手PSYがトルコツアー中に一時帰国して祝賀公演に出演したことで話題になったりもした。ムン・ジェイン(文在寅)大統領は選挙後すぐに就任して特に就任式はなかった。

今月2日、大統領職引継ぎ委員会は「BTS」の所属事務所HYBEを訪問。アン・チョルス(安哲秀)引継ぎ委員長とHYBEのパン・シヒョク議長が大衆音楽発展方案などを話し合った。また4日に開かれた大統領職引継ぎ委員会社会福祉文化分科の大衆音楽懇談会にもHYBE関係者が出席。そんな中、大統領就任準備委員会が「BTS」の祝賀公演を議論中だという事実が伝えられ、関心が高まっている。

ところがファンはこのような議論に反対の雰囲気を見せている。現在、大統領職引継ぎ委員会の公式ホームページには「BTS」を就任式に呼ばないでほしいという文章が280件近く寄せられている。ファンは「BTSを政治に悪用しないでほしい」と祝賀公演の検討を取り消すよう要求している。

大衆文化界の関係者は「過去の大統領就任式に出演した歌手たちとは違い、BTSはファンが強いため、政治的行事出演に対する反感も大きいものとみられる」と述べた。

WOW!Korea提供

2022.04.06