「インタビュー」「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」オン・ダル役ナ・イヌ インタビュー

ーピョンガンとのシーンで一番記憶に残るシーンは?
ピョンガンとはずっと二人で一緒に事件を解決しますが、ネタバレになるので詳しくお話しできないですがあるポイントで初めて二人は別れることになります。オン・ダルがピョンガンに背を向けて、村に戻るシーンです。演じる時もすごく切なかったですが、そのシーンを画面で観た時は、思わず泣きそうになりました。愛するあまり、お互いが相手の重荷を自分が背負おうとして生じる葛藤なので本当に悲しかったです。

ードラマで一番印象に残っているシーン、セリフは?その理由は?
たくさんありますが、お風呂シーンでピョンガンに言うセリフが一番記憶に残っています。
「謝るな。君に行けと言われたら僕は行く、止まれと言われたら止まる」というセリフだったと思います...。この短い言葉にオン・ダルという人物の全てが集約している気がして、個人的にはとても心に残っています。

ー撮影で苦労したこと、演技で工夫したこと(激しいアクション、記憶喪失、陰謀、コロナ禍での撮影…など)
後半、オン・ダルが4年後に髭を伸ばして登場するシーンです。感情を表現するシーンを一気に撮ったので、体力的にも大変でしたし、精神的にも辛かった記憶があります。
(感情移入のせいですか?)
はい、それもありますけど、オン・ダルという人物を責任をもってちゃんと表現しなきゃというプレッシャーと責任感も大きかったですね。

ーもし、「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」で違うキャラクターを演じられるなら、どんなキャラクターを演じてみたいですか?(男女問わず)
ピョンガンです。私は一人二役・三役を演じたことがないので、まずそこが興味深いです。様々な魅力的な姿を研究して演じてみたいと思います。役作りの作業がとても楽しそう...!

ーコ・ゴンとのシーンで一番印象深かったシーンは?そしてその理由は?
ネタバレになりますので詳しく説明しづらいですが…ドラマの後半でコ・ゴンとオン・ダルが戦うシーンですね。(韓国放送版では第17話)オン・ダルはちゃんと習ってはないけど戦場で鍛えてきてるので、コ・ゴンと対等に戦えました。でも、結果的に勝負をつけることが出来なかったんです。勝負がつかなかったからこそ記憶に残っているんだと思います。コ・ゴンはオン・ダルよりはるかに高い身分の男ですが、闘う時はそんなこと一切関係ないですよね。対等な二人になります。もし、勝負が決まっていたらどうだったんだろう…、と、今でも思うシーンです。

ーキム・ソヒョンさんとの演技が好評でした。ソヒョンさんとの共演はいかがでしたか?ソヒョンさんの印象は?
ソヒョンさんに初めて会ったのは結構前で、ジムで運動をしているソヒョンさんと挨拶を交わしたことがあります。共演することになってお会いした時、なんと私を覚えてくれていました。見た目はもちろん初めて会った時と変わらなかったですが、行動や瞳から放つエネルギーがより強くなっている印象を受けました。ソヒョンさんは自分が人見知りする性格だと言いましたが、いざ共演したらすぐに仲良くなって楽しく撮影ができました。

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2022.04.06