“ビッググループ”の動きに歌謡界がそわそわしている。BTS(防弾少年団)、NCT DREAM、BIGBANGなどが揃って新しい活動を知らせるトップクラスのアイドル3チームが上半期にアルバム、音源、コンサートなど業界全般に活力を吹き込み、K-POP市場の成長をリードするという期待が高まっている。
BTSは約3ヶ月間の長期休暇を終え、コンサートで活動を再開した。彼らは10日と12~13日の3日間、ソウル蚕室(チャムシル)総合運動場州競技場で単独コンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - SEOUL」を開催して華やかにカムバックした。
新型コロナウィルス感染症(以下、新型コロナ)の蔓延以来、韓国で開催された最大規模のオフラインコンサートだった。公演は1回につき約1万5000席規模で行われ、3日間で合計4万5000人余りの観客を集めた。
ソウルで開催された公演であったにもかかわらず、全世界が浮足立った。公演がオンラインストリーミング(1日目と3日目)と劇場ライブビューイング(2日目)を通じて全世界に送出された。オンラインライブストリーミングは191ヶ国と地域で合計102万人が視聴した。ライブビューイングを通じて全世界75ヶ国と地域の全部で3711の映画館でリアルタイムで上映され、観客数は約140万人と集計された。
オフラインとオンラインストリーミング、ライブビューイングをすべて合わせた総観客数は約246万5000人だった。米国芸能メディア「バラエティ」は、BTSがライブビューイングだけで約403億ウォン(約38億8000万円)の収益を出したと伝えた。
韓国大衆音楽公演産業協会のコ・キホ副会長は「BTSの公演が大成功で終了したことをきっかけに歌手たちのオフラインコンサートを眺める防役当局と一般大衆の視線が少し肯定的に変わることを期待する」と話した。
ソウルコンサートで準備体操を終えたBTSは、再びグローバルな活動に乗り出す。彼らは来月開催される「グラミー賞」授賞式で初の受賞が期待され、米国ラスベガスで「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」のツアー公演も続ける。
SMエンターテイメントを代表するボーイズグループNCT DREAMは、今月末に2ndフルアルバム「Glitch Mode」でカムバックする。タイトル曲「Glitch Mode」を含む様々なジャンルの11曲を収録したアルバムで新しい活動に突入する。
NCT DREAMは、メンバー構成が自由な新概念グループNCTの青少年連合チームとして出発し、ファンクラブが大きくなり、卒業制度のない固定メンバーのチームに変化した。これをきっかけにファンクラブの結集力がさらに高まり、NCTのソウル基盤チームNCT 127とともにSMのレコード販売量に責任を持つチームとして位置づけた。
(2ページに続く)