「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.206「『気象庁の人々』がますます快調!」

パク・ミニョンとソン・ガンが主演しているドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』は、韓国JTBCで放送中だが、日本でもNetflixで同時配信されている。リアルタイムで視聴できるのは本当にありがたい。

画像=JTBC

痛快なラブコメ

『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』は3月6日の放送で第8話が終わったが、Netflixのランキングでもついに1位にあがるほど人気を集めている。
パク・ミニョンとソン・ガンのスター性。題材が痛快なラブコメであること。これらが人気の秘訣であることは間違いない。
パク・ミニョンが扮するのは気象庁総括予報課長チン・ハギョンだ。彼女は気象庁報道官のハン・ギジュン(ユン・バク)との結婚が寸前で破談となり、なにもかもうまくいかなくなっていたのに、新しく部下として異動してきた予報官のイ・シウ(ソン・ガン)と恋仲になった。
その恋愛も、酒に酔った勢いで一夜を共にするというサプライズ的な展開から始まった。
一方、ギジュンが新たに結婚した相手は、かつてイ・シウと同棲していた気象庁担当記者のチェ・ユジン(ユラ)だ。
こうして「チン・ハギョン×イ・シウ」「ハン・ギジュン×チェ・ユジン」という二つのカップルができあがったのだが、それぞれに事情を抱えていて、4人の関係は混迷するばかりだった。

ギジュンが鍵を握る

ユジンが気象庁に不利な記事を一方的に書いてハギョンが激怒したり、険悪になったシウとギジュンが記者会見の場で壮絶な殴り合いをしたり……気象庁の職場を舞台に登場人物たちが派手な対立騒動を巻き起こしていく。
そんな中で、職場に内緒で付き合っていたハギョンとシウの周囲があわただしくなって、2人はもはや隠し通せなくなっていく。
意外にも、鍵を握る人物がギジュンだ。
彼は評判がいいコラムを書いていたのだが、実はそれはハギョンが代筆してくれていたのだ。それが不可能になって追い詰められたギジュンは、別れたはずのハギョンに異様に執着するようになっていく。そうなれば余計にシウが邪魔になる。しかも、ギジュンはハギョンとシウの密会を目撃していた。
今後は、ギジュンが爆弾宣言を繰り返していく役割になりそうだ。
そのときに、ハギョンとシウにはどんなピンチが待ち受けているのか。
今後の展開から目が離せない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

2022.03.12