音楽業界団体の国際レコード産業連盟(IFPI)は24日(現地時間)、韓国の人気グループBTS(防弾少年団)が2021年のグローバル・レコーディング・アーティストに選ばれたと発表した。2年連続の受賞となる。
IFPIは世界のポップ歌手・グループを対象に、フィジカルアルバムのセールスやダウンロード数などを合算し、グローバル・アーティスト・チャートとして発表している。
BTSは18年チャートで初めて2位に入った。20年に韓国を含むアジアの歌手として初めて英語圏のポップスターを抑えて1位に輝き、今回もその座を守った。2年連続のトップは史上初。
IFPIは、BTSの創造性と誠実な努力、音楽を伝えていく方法を模索する意志が昨年の成功をもたらしたと評価。三つの言語でパフォーマンスしながら独自のグローバルな魅力を発揮したことで、熱烈なファン層が形成されたとした。
BTSは昨年、2曲目の英語曲「Butter」が世界中でヒットし、米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」では1位を通算10週獲得した。「Permission to Dance」、ロックバンドのコールドプレイとのコラボレーション曲「My Universe」も同チャートで1位を記録した。
また、グローバル・アーティスト・チャート9位には韓国のグループ、SEVENTEEN(セブンティーン)が入った。IFPIはK―POPの人気の高まりを示すものと評している。
2位は2年連続で米ポップスターのテイラー・スウィフト、3位は英国のシンガーソングライター、アデルだった。