翻訳書レーベル&booksでは、2月7日(月)に新刊『死ぬより老いるのが心配だ 80を過ぎた詩人のエッセイ』(ドナルド・ホール 著、田村義進 訳)を刊行する。
『死ぬより老いるのが心配だ 80を過ぎた詩人のエッセイ』(ドナルド・ホール 著、田村義進 訳)
www.amazon.co.jp/dp/4777828859
人気K-POPグループBTSのメンバー・ジミンが2020年にリリースされたアルバム『BE』のコンセプト会議で自身の“So What(BTS の曲名)”を考えてみたとして本書をあげ「年を取ったとか若いとか、年齢に基準を置かないで」というメッセージが込められているとシェア。ARMY(BTSファン)を中心に「今を楽しみ、現在を充実させよう、という本書のメッセージが心に響いた」「私にぴったりの本」と話題になった。
情報解禁まもなく予約が殺到、発売前増刷が決定
邦訳が待ち望まれていた本書だが、情報解禁まもなくAmazonイギリス・アメリカのエッセー・随筆カテゴリでベストセラー1位を獲得。ネット書店では予約が殺到、在庫切れとなったことにより数日にわたり注文ができない事態となり、急遽発売前の増刷を決定した。ネット書店での在庫も現在は復活し、予約可能な状態となっている。
桂冠詩人がみつめる、老いと死と人生。“今”を自分らしく生きていく方法
50冊以上の著作を執筆し2018 年にこの世を去ったドナルド・ホールが自身の老いや暮らし、死について滔々と語られている本作。ホールは本書の中で“老いは未知で、予期できない銀河系でありつづけるが、人生は依然として自分のもので、そしてそれは続いていく。その人生もまた輝いて美しい"と語る。 誰もが迎える“死”や“年を取ること”についてありのままの現在を見つめる桂冠詩人のまなざしは、“今”を自分らしく生きていく方法について、さりげなく教えてくれる。
【目次】
窓辺から
80 を過ぎた詩人のエッセイ
奇妙なくらいに楽しい一本の道を行く
朗読会での「サンキュー、サンキュー」
わたしがはやした三度のヒゲ
みんな煙草を喫っていた
ワシントン D.C.の雪男
運動オンチのエクササイズ
博士と呼ばれたって
死について2、3思うこと
採用と不採用の狭間で
ドアのない家
おわりに
訳者より
【著者略歴】
ドナルド・ホール
1928 年 9 月 20 日‐2018 年 6 月 23 日。アメリカの詩人、作家、編集者、文芸評論家。児童文学、伝記、回想録、エッセイなど、22 の詩集を含む 50 冊以上の著作がある。フィリップ・スエクセター・アカデミー、ハーバード、オックスフォードを卒業。2006 年、米国議会図書館の第 14 代桂冠詩人コンサルタントに任命される。1980 年のコールデコット・メダルを受賞した絵本「にぐるまひいて」(ほるぷ出版)の原作者でもある。
【訳者略歴】
田村義進
英米文学翻訳家。訳書にキング『書くことについて』(小学館文庫)、カッゲ『静寂とは』(辰巳出版)、クリステ
ィー『メソポタミアの殺人 新訳版』(ハヤカワ文庫)、 ムカジー『マハラジャの葬列』(ハヤカワ・ミステリ)ほか多数。
【書籍概要】
書名:死ぬより老いるのが心配だ 80 を過ぎた詩人のエッセイ
著者:ドナルド・ホール
訳者:田村義進
刊行:2022 年 2 月 7 日
判型・ページ数:四六版/204 頁
定価:1,540 円
刊行:&books(辰巳出版)