「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.199「パク・ミニョンの『気象庁の人々』に注目」

パク・ミニョンは現在の韓国ドラマでもトップクラスの人気を誇っているが、彼女の新しいドラマが2月12日から韓国JTBCで放送される。それが『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』(邦題)で、大変な注目作になっている。


画像提供=韓国JTBC

主役の2人

パク・ミニョンのドラマを初めて見たのは、『トキメキ☆成均館スキャンダル』(2010年)だった。
そのときのイメージは「清楚な女学生」という雰囲気。それから10年以上が経過している。以後のパク・ミニョンは次々に主演作を成功させて、今は頂点に近いほどの実績を積み重ねてきた。
しかし、彼女のイメージは変わらない。役柄は多様だが、凛とした佇まいは同じだ。そんな彼女が今度は『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』でヒロインを務めることになった。
『キム秘書はいったい、なぜ?』というラブコメで素敵なセンスを発揮したパク・ミニョンが、今度は気象庁という職場でどんなハツラツとしたイメージを見せてくれるのか。大いに期待できる。
共演するのは、『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』『わかっていても』で話題を集めたソン・ガンだ。
年齢はパク・ミニョンのほうが8歳上だが、彼女は若々しいイメージがあるので、息が合った主人公カップルになるだろう。

練りに練った展開

パク・ミニョンが扮するのは気象庁の総括予報官を務めている有能なチン・ハギョンだ。彼女には職場に婚約者がいたが、破局してしまい、今は仕事一筋だ。
そして、チン・ハギョンのキャラクターは強烈だ。
仕事でもプライベートでも完璧を求めて妥協しない。気持ちがとても強く、自分に自信を持っている。
同じように、職場で自分の意志を貫いていくのが、ソン・ガンが演じる若手エリートだ。2人は個性がぶつかることが多いのだが、それでもお互いを認め合って数々の難局を乗り越えていく。
その中で秘かに恋愛感情が芽生える……。
ただし、ストーリーはかなり意表を突く流れになりそうだ。
ドラマ『椿の花が咲く頃』でスリルとユーモアとラブロマンスを巧みに融合させたチャン・ヨンフン監督がメガホンを取っている。
この「ドラマづくりの達人」が、今度は『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』でも、独特なストーリーで練りに練った展開を見せてくれることだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

2022.01.22