実際に26日の映画情報サイトIMDBの集計結果によると、同作品は評点10点満点のうち7.2点を得た。評点8点の「イカゲーム」よりは低いが、全世界のNetflix1位を獲得したにも6.7点に留まった「地獄が呼んでいる」よりは高い点数だ。ただし最低点数である1点を与えた観客も約9.9%、1~3点を与えた観客が16%と決して少なくはない比重を占める。
一部海外メディアからの酷評の洗礼もあった。香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は24日に書いた「韓国ドラマレビュー:静かなる海」と題する映画レビュー記事で、「ペ・ドゥナ、コン・ユ主演のこのドラマは、SFジャンルに挑戦した韓国の最新失敗作」という評価を出した。同メディアは、「『静かなる海』の初回は、今年最悪のテレビ視聴タイムの一つ」という否定的反応とともに、「韓国のドラマ作家は現在、エンターテインメント業界の先頭に立っているが、彼らが長く孤軍奮闘してきた分野がSF小説でもある。そのような部分を期待した「静かなる海」の視聴者でも、露骨に不満とまではいかないとしても、失望したまま離れていく可能性が高い」と、物足りなさを表わした。
また、「切ない感情ラインが、韓国ドラマが持つ最も大きな長所だが、SFジャンルでこれを適用するにはバランスが重要だ」とし、「初めから見せようとしたSFジャンルを、感性に響く結末として見せようとすることに気をとられている。さらに月に雪を降らせる方法まで見つけた」と付け加えた。
アメリカの演芸メディア、バラエティーもやはり物足りなさを表現した。バラエティーは、「月の峡谷がよく表現されていて、ビジュアルも印象的だが、全体的なエピソードがこの美しさに惑わされてしまったように、どろどろしていて遅い」とストーリー展開の速度を指摘した。
今年公開されたNetflixのほかの韓国作に比べて、残念な評価を受けているが、がっかりするにはまだ早いという反応も少なくない。ある業界関係者は、「最も恐ろしいのが悪評より、関心がないことだ」とし、「酷評があふれるのも、この作品に向けられた世界的な関心度と興味自体が、高さをそれ自体で見せている証拠だ。SFジャンルを韓国色でチャレンジしたことだけでも、意味深い作品だと考える」と話した。
WOW!Korea提供