米マガジン「TEENVOGUE」もまた、BTSのディスコグラフィー最高の宝石のひとつとして「Black Swan」を選ぶほど、今回の公演で最高の見どころとして注目を集め、当然「ブラックスワンそのもの」と呼ばれるジミンの強烈な存在感が話題となった。
ジミンは名門芸術高校全体の首席入学者であり、チーム内唯一の現代舞踊専攻者として「Black Swan」のステージの幕を開ける最初のランナーとして、「芸術をするアイドル」の名声を実感させるダンスの腕前と完全に溶けこんだ演技力で初登場から観客を引き付けた。
さらに成熟した魅惑的なセクシーさを発したジミンは、飛んで行きそうにエレガントなジェスチャーと吹き荒れるような激しいパフォーマンスと、表現しようとする感情まで繊細に描き出し、それこそ誘われるように吸い込まれる天上界のBlack SwanになりきってSofiスタジアムを圧倒した。
特に180度のキックと驚異的な片手タンブリングと飛翔するために足を踏みだす黒鳥の姿で舞台中央を横断しながら繰り広げる壮絶で致命的な独舞は、観客に息が止まるようなカタルシスと戦慄を感じさせたと評価された。
世界的な舞踊界巨匠マシュー・ヴォーンが注目するにふさわしいBTSの舞台に芸術的価値を与えてきたジミンを前面に押し出した「Black Swan」は、昨年「Marie Claire」で「2020年最高のパフォーマンス」に選ばれ、ジミンは団体曲にもにもかかわらず「Black Swan」を通じてステージの格を高め、チームのパフォーマンスレベルを引き上げた。