「コラム」日本と韓国の物語「第1回/浅川伯教・巧(前編)」

浅川伯教・巧兄弟資料館を訪ねた

兄弟の業績がわかる資料館
タクシーが横付けしたのは、高根生涯学習センターの前だった。ロッジ風になっている建物で、その中に図書館と浅川伯教・巧兄弟資料館があるという。
中に入ると、右側は開放的な間取りの図書館になっていて、左側に浅川伯教・巧兄弟資料館があった。その立派な造りを見ただけで、地元がいかに浅川兄弟を誇りにしているかがわかる。
資料館に入ると、最初に浅川兄弟の肖像写真が出迎えてくれる。兄の伯教は細面で繊細さを表情に内包していて、弟の巧は骨太で表情に逞しさが満ちている。肖像写真を見るかぎりにおいては、まさに対照的な兄弟と思えるが、この2人が植民地時代の朝鮮半島で果たした役割はともに大きかった。

ゆっくりと資料館の中を見て回る。兄弟の業績がわかるだけでなく、往時の朝鮮半島の暮らしが一目でわかるように、人形などを使って立体的な展示手法が採用されている。
また、兄弟の生涯を描いた映像や、白磁などの陶磁器も用意されていて、内容も盛り沢山だった。
そうした展示を1つずつ見ながら、2人の足跡を振り返ってみた。
(ページ3に続く)

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