こんな背景で、「袖の赤い裾口」はドラマ初めて「宮女」ソン・ドギムの生活にスポットを当てるという点で、既存の「正祖のロマンス」との差別化を図っている。「袖の赤い裾口」は、ただ従順に王と王族を祀るかかしではなく、朝鮮時代の宮殿内の生活全般を管掌する立派な女官としての主体的な宮女の物語を繰り広げて視聴者の興味を刺激する予定だ。加えて、「王は宮女を愛したが、宮女も王を愛したのだろうか?」という疑問が叙事詩の基礎に敷かれ、断片的な愛の物語ではなく、豊かな感情線とストーリーテリングが生きているメロドラマだと期待を集めている。さらに「袖の赤い裾口」は、正祖のイメージを単純な「愛の人」に限定せず、国政と愛において同時に情熱的で立体的なキャラクターとして描き出されて新鮮な楽しみを予告している。
こうして一国の帝王であると同時に、恋人の愛を熱望するひとりの男としての「イ・サン」と、王の女性だが主体的な個人として生きようとする宮女「ソン・ドギム」の物語を通じて、「正祖と宜嬪のロマンス」に新たな視点を提示する「袖の赤い裾口」の初放送に期待が高まっている。
一方、MBCの金土ドラマ「袖の赤い裾口 」は、11月12日(金)夜9時50分に初放送される予定だ。