韓国の俳優チョ・ジヌンがコロナ禍の影響で停滞している映画界の状況について想いを語った。
チョ・ジヌンは8日、現在開催中の「第26回 釜山国際映画祭」の審査委員としてプサン(釜山)市にある複合文化施設「映画の殿堂」に来場。同日午後、記者会見を行った。
チョ・ジヌンは会見で、「みなさんもご存じの通り、私は本当に牛のように働いてきました。しかし、この1年半の間はまったく映画を撮れませんでした。映画がなかったのではなく、新型コロナの影響で映画製作が厳しい状況に置かれたからです」と打ち明けた。
それに続き、彼は「このような厳しい状況のなかで大事に選んだ映画が、11月1日にクランクインします。それも、ストリーミングを条件に投資を受けての制作です。それ自体が奇跡だと思っています」と話した。
さらに、チョ・ジヌンは「このような時期に投資を受けて制作する映画なので、作品に臨む姿勢も変わってくるのではないかと思います。本当に良い作品になると期待しています。コロナ禍の中で、また、限りある製作費の中での映画撮影となり、スタッフの負担もいつも以上に大きいと思います。でも、それが韓国映画界の成長を見せることにもつながると思っています。挫折してあきらめてしまう人も多いと思いますが、私たちは私たちがしなければならないことをきちんとやっていけるのではないかと思います。今回の釜山国際映画祭が開幕できたということが、それを証明していると思います」と述べた。
今年の釜山国際映画祭では、70か国223作の映画が上映される。今月6日に開幕し、15日まで開催される。
WOW!Korea提供