「インタビュー」BOYFRIEND、1位の公約は空港ファッションをアレで

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日本でも人気を博しているグループ「BOYFRIEND」(ヨンミン、クァンミン、ミヌ、ヒョンソン、ジョンミン、ドンヒョン)が、今度は“不思議の国のアリス”に変身した。ウサギ穴に落ちたアリスが薬を飲んで、体が小さくなったり大きくなったりして一般世間とは違う地下の国を旅する話をラブストーリーとして新たに脚色した。「BOYFRIEND」は一体、このストーリーでどのようなステージを見せるのだろうか。

4枚目のミニアルバム「BOYFRIEND in Wonderland」発売される3月9日の少し前に会った「BOYFRIEND」のメンバーは、初めから強烈だった。ピンクを帯びたオレンジから、赤みがかった茶色、神秘的な緑など色とりどりのヘアスタイルが目に飛び込む。夢幻的で童話のような雰囲気にあふれていた。

「前回はオオカミだったので荒っぽい感じだったのですが、今回はとてもファンタジーな感じです。童話の世界を強く感じられると思います。楽しくてパワフルで中毒性があります。今までの僕たちは全く違う感じになっています。またメンバーそれぞれがよく描かれたのではないかな、と思っています。『アリス』に出てくるキャラクターに変身したんです。」

 

今回のアルバムはプロデュースチーム「Sweeetune」の指揮のもとに作られた。相変わらずキャッチーな感覚と独特なメロディーが印象的な曲が収録されている。タイトル曲の「BOUNCE」はどぎまぎしていてはっきりとした線引きができないでいる女性に、全ての気持ちを注いで告白する男性の姿が描かれている。悩まずにワクワクしながら恋を楽しもうというメッセージを多彩なビートとリズムで表現した。

「曲をいただいた時は『クセがあるな』と思いました。好き嫌いが分かれそうだけど、レコーディングの後に聞いたらガイドボーカルよりずっと良かったんです。僕たちにピッタリな歌です。初めて聞くジャンルの歌なので『うまく歌えるかな』と心配したんですが、結果は良かったです。」

「Obsession」、「Witch」に次ぐ3部作の完結版ともいえる。ストーリーを一貫させたコンセプトとビビッドなカラーは親しみが込められているが、再解釈の領域が加わり、「BOYFRIEND」らしい独特のイメージを感じられるとあって、期待が集まっている。

ミュージックビデオにも「アリス」のコンセプトを十分に繁栄し、目新しいものが描かれた。メンバーはそれぞれ童話に登場する帽子屋からウサギ、双子のトゥイードルダムとトゥイードルディに変身したのだ。

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ことしでデビュー5年目に突入する「BOYFRIEND」は、常に和気あいあいとしたエネルギーで駆け抜けてきたグループである。メンバーの関係も和気あいあいとしている。ふざけあっている姿を見ると、長い付き合いの友人のようであり、兄弟のようでもあった。危機に直面することなくこれまでグループを導いてきた確固たるチームワークの秘訣は“ご飯”であった。

「合宿所生活は5年ほどになりますが、不思議とそんなにケンカはしませんでした。しかし韓国での活動をしばらく休んだ時は、精神的に疲れたようでした。韓国にいないから、メンバー同士で会話もなくなり、敏感になって危機でもありました。だけど僕たちは一日一食でも必ず一緒にご飯を食べます。ご飯を食べて、話をしながら、普段できなかった話をしたりするんです。」

彼らは今回の活動目標をいろいろ設定した。前回のアルバムでは、音楽番組で初めて1位を獲得したように、今回は地上波放送の音楽番組でも1位をとるというのが目標だ。大先輩グループ「god」のように長く活動できるグループになることも「BOYFRIEND」が描く姿である。

「究極の目標はまだまだですね。一段ずつ上がっていくのが大事だと思っています。昨年目標にしていた音楽番組での1位と、韓国での単独コンサート開催は達成することができました。ことしの目標は、地上波放送の音楽番組でも1位をとることです。『BOYFRIEND』だけのカラーを皆さんにしっかり刻んでいただくんです。一段ずつ上がっていきながら、“長寿グループ”になりたいです。」

地上波番組での1位という言葉に、公約について尋ねると独特な楽しいアイディアが出てきた。「1位の公約ですか? 空港に行く時か、テレビ局に行く時、もしくはラジオ番組に出演する時に韓服を着ます(笑)」

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海外での活動とソロ活動で忙しい時間を過ごしている彼ら。そんな中でもあるメンバーは「せっせと働く」、「楽しみながら生きる」また他のメンバーは「曲作りを頑張る」などといった新年に立てた計画をしっかり守りながら過ごしている。それならば、今回の活動での「BOYFRIEND」としての目標は何であろうか。

「前回の活動の時は多くの人から愛していただいたので、それに応える意味でももっとカッコいい活動をしたいです。実際にプレッシャーも大きく、期待も大きいアルバムですが、最大限いい姿をお見せしようと頑張っています。また多くの方に期待されている分、それだけの成果を出したいと思っています。『BOYFRIEND』といって思い浮かぶイメージやカラーが皆さんの中にできたらうれしいです。」

コンサートの話も出た。「今回の活動が終わったら、南米ツアーに入り、ヨーロッパツアーも計画中で、中国での活動も予定しています。ことし中にもう1枚アルバムを出したいと思っているし、昨年はコンサートを1回しかできなくて残念だったので、今回はもっとやってみたいですね…3回? (笑)」

WOW!korea提供

2015.03.29